戦前の理科室の扉を開く…理科教材のカタログ2007年05月19日 17時18分56秒


「なーんだ」の種明かしは、古い理科教材のカタログでした。

最近になって、こういうものがある、ということに気がついたんですが、その気になって探すとかなり大量に見つかります。

写真に写っているのは、英・米・独のメーカーや代理店が発行していた1920~50年代のカタログ類です。図版満載で、詳しい説明や価格も書かれているので、見ているだけで当時の理科室の様子が彷彿とします。

日本にも同様のカタログはあったはずですが、そちらは残念ながらまだ見つかっていません。近年、学校教材はどんどん進歩(とは一概に言えませんが)していて、不要になったカタログなど嵩張るだけなので、片っ端からゴミとして処分されているのでしょう。それだけに、もし50年代以前のカタログが見つかったら ―いや70年代のものでも十分に― 貴重な資料だろうと思います。有るところにはきっと有るはず…と踏んでいますが、商品流通の経路には乗ってこないので、入手はなかなか難しそうです。

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さて、肝心のカタログの中身は、明日以降順次見ていきます。
(この項つづく)