遊ぶ子供の声聞けば2023年12月31日 10時23分00秒

いよいよ大晦日。
なんだかんだ言いながら、今年もいろいろなモノを手元に引き寄せて、当人は大いにご満悦です。(ついさっきも、「あ、いいな」と思った古絵葉書をまとめて注文しました。)


まあ、他人から見れば愚かしいことかもしれませんが、家族がちょっと迷惑に感じるぐらいで、世の中に特に害をなすことでもないし、愚は愚でも、わりと質(たち)のいい愚ではないか…と考えます(それこそ愚考かもしれませんが)。

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昨日、買い物帰りに公園の脇を通ったら、遠目に満開の白い花木が見えました。「おや?冬桜かな?」と近づくと、それは桜でも花でもなく、ナンキンハゼの白い実でした。


ナンキンハゼは、人間を喜ばせようと思ってそうしているわけではないにしろ、樹木の冬の装いとしては至極上々の部で、自然というのは実に美しいものだと思いました。そして木の下で元気に遊ぶ子どもたちを見れば、人間のうちにも確かな美質があると直感できるのです。

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今年一年「天文古玩」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
2024年が、世界と人々にとってどうか良き年となりますように。