パラパラ+積む2025年08月14日 17時53分45秒

前々回、メアリー・ブラック博士の天文児童書を紹介する中で、博士が天文学史の研究者として、女性天文学者の評伝等も手掛けていたことを述べました。

その後、本棚にブラック博士の本があるのに気づきました。
買ってから全く開くことなく、積ん読本の山に埋もれていたのを、今回再発見したわけです。

(Mary Brück, Women in Early British and Irish Astronomy, Springer, 2009.)

かつての自分はなかなか勉強家だったなあ…と、読んでもいないのに厚かましいですが、そんなことを思いつつ、これは嬉しい驚きでした。

(表紙の女性は、ウェールズの天文家にして科学写真の先駆者であったテレザ・ディルウィン・ルウェリン(Thereza Dillwyn Llewelyn 、1834-1926)

本書に登場する女性天文家は、カロライン・ハーシェルにしろ、ウォード夫人にしろ、マーガレット・ハギンスにしろ、このブログで言及ずみの人も多いですが、彼女らについてもっと知りたいと思ったら、きっと本書のお世話になるだろうと、パラパラ見ながら思いました。

(マーガレット・ハギンスとタルスヒル天文台。過去記事参照)

(第5代王室天文官、ネヴィル・マスケライン(1732-1811)の娘、マーガレット・マスケライン(1785-1858)。この目力の強い、いかにも知的な肖像画が、彼女10歳のときのものと知って驚きました。)

まあ、パラパラ読みは所詮パラパラ読みに過ぎません。
しかし、パラパラでも、見るのと見ないのとでは、天地雲泥の差があるぞ…ということは、強調したいと思います。経験上、パラパラ見ておくだけでも、「そういえば、それに関係することが、あの本に書いてあったぞ」とピンと来ることはよくあって、それが調べ物をするとき、なかなか馬鹿にできない効果を発揮するのです。

そもそも積ん読が恥ずべきことだったら、私は恥辱にまみれて即死せねばなりません。しかし、そうならないのは、通常の積ん読でも、背表紙を眺めることの効用があるし【参考LINK】、さらにパラパラした上での積ん読には、それに数倍する効用があると信じるからです。

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