星の七宝細工2006年11月26日 09時34分20秒

写真は七宝のペーパーウェイトです。
中央にはめ込まれた七宝の直径は約3.2cm。ブルーと淡い朱鷺色の透明な発色が美しい。

作品のモチーフは、ウィリアム・ハーシェル(1738-1822)が18世紀の終わりに建造した巨大反射望遠鏡。上空には、ハーシェル家ゆかりの天王星(ウィリアムが発見)と彗星(彼の妹カロラインはコメットハンターとして有名でした)も表現されています。

この大望遠鏡は、鏡筒の長さだけで12メートルという途方もない大きさで、当時は一種の観光名所となるぐらい人目を引く存在でした。

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この作品は北海道在住の七宝作家、飯沢能布子さんの手になるものです。

飯沢さんは星と花をテーマにした七宝作品の連作で有名で、日本ハーシェル協会員としてハーシェル関連の作品も多く手がけてらっしゃいます。(もちろんこうした小品だけでなく、その代表作は尺余の絵皿といった大作です。)

明日月曜日から、東京お茶の水で個展が開かれますので、お近くの方はぜひお出かけください。
(詳細はコチラ。http://www.ne.jp/asahi/mononoke/ttnd/herschel/actvty-text/exhibition2006-j.html

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ちなみに写真のバックはハーシェル博物館のポストカード。天王星発見の際使った7フィート望遠鏡のレプリカが写っています。