パルプの都市 ― 2008年09月06日 07時18分33秒
かすてんさんにコメントをいただき、そうもったいぶるほど、ご大層なものでもないし…と思い直して、部屋の一部を撮ってみました(左右別アングル)。それでも一寸した見栄はやっぱりあるので、これはちょっと演出された写真だと思ってください。
これだけ見ると、なんだか整理が行き届いているようにも見えますね。色味も赤を強調したので、一見豪奢な印象があります。現実はもうちょっと貧相な雰囲気です。
さて、この写真で注目すべきは、いかにスペースが有効に使われているかです。天井まで漫然と本を詰め込んだだけのように思われるかも知れませんが、実際には物理的フォーマットを考えて、寸分のすきもなく積み上げてあります。カミソリの刃も入らないほど高度な技術で石組みされた、古代マチュピチュの石造都市のようです。
天井まで隙間なくぎっちり詰まっているので、意外に耐震性があるかもしれません(…とでも思わないと、恐くてやってられません)。
そして、こんな風に本が並んだ隙間に、いろいろ理科室趣味の愛玩物が置かれているというのが、進化の袋小路に入りつつある「理科室風書斎」の今の姿なのです。
コメント
_ DryGinA ― 2008年09月08日 13時34分12秒
_ 玉青 ― 2008年09月08日 22時53分11秒
いえいえ、DryGinAさんの王国とそっくりとは、光栄のきわみです。ドアの上の手作り棚までちゃんとお見通しでしたか。「経験者は語る」ですね(笑)。
できれば簡素なガラーンとした空間(広い窓から水平線が見えるような)と、みっちりとお気に入りの物が詰まった高密度空間の両方があって、気分によって行ったり来たりできるのが、私の理想なんですが、これはまあ理想というより幻想の類ですね。
できれば簡素なガラーンとした空間(広い窓から水平線が見えるような)と、みっちりとお気に入りの物が詰まった高密度空間の両方があって、気分によって行ったり来たりできるのが、私の理想なんですが、これはまあ理想というより幻想の類ですね。
_ かすてん ― 2008年09月10日 12時52分34秒
さっそくの公開、ありがとうございます。随分整然と収納されているようで、これならばまだしばらくは大丈夫そうですね。以前どこかでコメントしたことがありますが、寝る場所の上空も利用すればスペースは倍増しますよ。
_ 玉青 ― 2008年09月10日 20時39分11秒
そうですね…整然と収納されている「よう」で、これならばまだしばらくは大丈夫「そう」な感じもありますね。あくまでも、「よう」で「そう」なだけですが…。実際には、地球環境と人類の未来ぐらい危ういです。
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いやぁ我がDenにそっくりだぁ! 床から天井までそびえた棚も、ドアらしき物の上の“手作り棚”も…です。我が巣も入り口のドアと押入れのドアと窓の一部を残して、四面すべてそびえています。ここで、本やファイルのの“背”を眺めながら…思惟する我が身を、棚の一郭から別の自分が観ている気がするのもしばしばです。 おじゃましました。