確実な未来2021年08月14日 17時23分05秒

今日は天文とは関係ない、純然たる自分用メモです。

部屋の片づけをしていたら、本の下からヨレヨレになった紙切れが出てきました。
以前気になった新聞記事のコピーです。いつかきちんと読みたいと思ってとっておいたのですが、ついそのままになっていました。
権利関係でお叱りを受けるかもしれませんが、きわめて重要な記事なので、ここに全体を貼っておきます。

■記者解説 人口減 楽観の先の国難
 朝日新聞2020年10月19日(筆者 編集委員・真鍋弘樹氏)


このブログでも、人口構造の歪みと今後の日本のかじ取り如何?みたいなことを呟いた気がしますが、このことは繰り返し考えないと、本当に道を誤ると思います。

未来は不透明で不確実だといいますが、向こう100年ぐらいに関していえば、人口予測は気味の悪いほど当たります。裏返せば先が見えているのだから、先手を打つこともできるはずです(簡単に打てるとは言いませんが)。政治に期待するのはそのことです。

まあ、私にしたって別に人口至上主義を唱え、産めよ殖やせよと言いたいわけではないんですが、「こんなに不安まみれで、先の暗い世の中だったら、そら人口も増えんわな…」と素朴に思うし、多くの人も同様に感じているんじゃないでしょうか。

記事の最後に引用された、明治大学の金子特任教授の次の言葉にも、大いに頷かされます。 「社会の持続可能性を維持できないほどの低出生率は、いわば国民投票のようなものであり、今の国のあり方に対してノーと言っているのに近い」

ともあれ、日本の(そして自分の)将来の姿を想像する際、下のグラフは実に示唆に富んでいます。