天文古玩

>貧乏度にかけては今以上に貧乏だった時代
　今以上に貧乏だった時代（ここで言いたいのは江戸時代）は、国をあてにせずに地方の有力者が保管していたのかもしれないと思います。今でも、あてにならないことがわかっている国をあてにするということが半分くらいは間違っているのかもしれないと思います。今は地方が苦しいのはわかりますが、せっかく「地方自治の本旨」というが憲法にも載っているわけですから、国と相談してそれに含めてもらって、互いに責任分担をするとか考えられると思います。

　さて、本日、我々の同好会誌を公開しました。連休のつれづれに上のURLをご参照いただけましたらありがたいです。今回も盛りだくさんな内容ですが、とりわけ御ブログで画期的な先鞭をつけられました草場修の最晩年についての考察を含んでおります。Web上の会誌は、収蔵庫を圧迫するところがないので助かっています（というほどたびたび発行されていませんが）。

ありがとうございます。草場一件もこうしてきっちりまとめていただくと、今後の確かな足がかりとして、後人にとって益するところ甚だ大ですね。例の「秘庫」から当該論文が発見され、日の目を見るのが本当に待ち遠しいです。その他の記事も拝読しました（数式のあたりは大幅にはしょりつつですが・笑）。巻頭の田中氏の思い出の記にしみじみしました。

ご覧いただきありがとうございます。
草場の件は、まだ発展の余地がありますね。プレプリントが残っているならば、終戦前後の観測の記録も、どこかに残す努力がされている可能性があると思います。それから、京大に入る前に作ったものも残っている可能性はあります。

　田中氏の記憶力というか当時の感覚の再現能力にはいつも脱帽です。よく、〇〇は世につれ、などと申しますが、天文ガイドの広告は世の中の感性をリードし変えていったということで貴重なものと思います。