天空の家2024年09月30日 05時44分12秒

サンフランシスコから北に60km、ノースベイ・エリアの一角に、ソノマという町があります。周辺にカリフォルニア・ワインのワイナリーが点在する温暖な町です。

そのソノマの町並みとブドウ畑を見晴るかす山腹に、一軒の家が建っています。しかも建っているだけではなくて、その家は売り物で、「Celestia Sonoma(天空のソノマ)」という固有名詞を持っています。

(セレスティア・ソノマ。出典は以下)

このあたりはアメリカン・ドリームを叶えた富豪の住むエリアらしいのですが、この「セレスティア・ソノマ」もまた広壮な邸宅で、その敷地面積は37エーカー(約4万5000坪)、よくある比喩だと東京ドーム3個分です。元は国際的な設計会社、STUDIOS Architecture 社を創立した Darryl Roberson 氏が、自邸として2008年に建てたもので、要は中古物件なんですが、中古にしてもすごいです。

(同上)

セレスティア・ソノマには、4つのバスルームや、瀟洒な書斎や、プールなんか も当然のごとくありますが、その最大の特徴は、「天文台を備えた家」だということです。固有名詞もそこに由来するのでしょうし、私が広告ページをお勧めされたのも、たぶん同じ理由だと思います。


上記広告ページは、さらに販売を手掛けているサザビーズのページにリンクを張っており【LINK】、そこには物件紹介動画も載っています。以下はそのキャプチャー画像。


(メイン機材は、Meadeの16インチ/40cmか?)

日本でも自宅に私設天文台を作り、素敵な天文ライフを送っている人はいます。まことに羨ましい限りですが、そうはいっても天文趣味に入れ込むような人は、たいてい実業向きではないので、巨万の富を築いて豪邸に住み、なおかつ天文台に夜ごと籠もるなんていう人は例外中の例外でしょう。

こういうのを見ると、アメリカはやっぱりスケールがでかいし、いろんな人がいるなあ…と素朴に思います。我が身をかえりみて、いろいろ考えなくはないですが、まあこれは考えるだけ時間の無駄かもしれませんね。(でも、いっとき白昼夢にふけったりはしました。)

   ★

気になるお値段は、1075万ドル、今日のレートで15億2800万円だそうです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック