世は麻の如し2017年02月04日 09時33分01秒

前回の記事の末尾で書いたように、最近は戦争のような日々を送っていますが、報道に接すると、本当に戦争でも起きかねない世のありさまです。

世界は本当にどうなってしまうのか?
どなたかが、「森を育てるのは大変だが、壊すのは一瞬だ」と呟いてらっしゃるのを見て、本当にそうだなと、深く頷きました。

   ★


ルービックキューブのふるさと、ハンガリー生まれの「地球儀ルービック」。
冷戦期、1980年代の品と聞きました。

面白半分でガチャガチャ回しているうちに、完全に復元できなくなってしまいましたが、今の世界も高所から見れば、こんな状況かもしれません。


この国も、果たしてどこに向かおうとしているのか。


ルービックキューブを解くコツは、各面の中央にある不動の「センターキューブ」に注目することだそうで、この地球儀キューブでは、北極や南極がそれに当たります。

「混迷せるときは、まず不動のものに目を向けよ」とか言うと、妙に説教臭くなりますが、まあ、ご高説を垂れるのはパズルを解いてからにしてくれ給え…と言われるのが、この場合オチでしょう。

   ★

一国の宰相を、いやらしいほどアメリカにすり寄らせる。
国民の間に、微妙な空気が流れたところで、彼の最側近が、突如公然と叛旗をひるがえす。それに呼応して、クリーンなイメージの若手が弁舌爽やかに登場し、新たな御輿に担がれ、アメリカ従属脱却と日本再軍備を高らかに宣言し、大喝采を浴びる…。

最近の動きを見ていると、そんな裏シナリオもありはせぬかと、ちょっと疑念に駆られます。

(記事の方は引き続き間欠的に続きます)

コメント

_ S.U ― 2017年02月05日 07時50分54秒

球形の「地球型」ルービックキューブはめずらしいですね。これは位相幾何的に3x3x3の元来のキューブは違う物なのでしょうか? たとえば、日本のある3角形に近い面と、その対称的南半球にあるオーストラリアの面の相対位置は変わりますでしょうか。
 どうもピースの数が違うようですね。これは38ピースですか。普通のキューブは26ですね。

 ところで、米新政権はかなりやりすぎのようで心配しています。劇薬としての効果は期待できそうというか期待以上のようですが、迷惑している人が多いことでしょう。やり過ぎて短命にならねばよいのですが、ほどほどにしてもらってせめて1期は持ってほしいと思っています。

 そもそも、閉鎖主義・反グローバルで、身近な人たちの財産を正直正路の商売で積み上げるという政策は間違っていないと思うし、それで理不尽に儲けている談合組織の利益を公共の場に出させる効果はじゅうぶんにあるのだと思いますが、どうもこの人はその正しい矛先がわかってないようです。反グローバルが、どうしてイスラム教徒や民族主義に敵対することになるのか、何か戦術的なことがあるにせよ、それにしてもどうも根本的に向いている方向が違うように思います。

 日本のみならず米国にも「裏シナリオ」があるのかもしれません。でも裏シナリオだとすると、アメリカの大メディアや人気スターも巻き込んだ大芝居で、彼らは実はトランプ支持ということになるのでしょうか。また、日本の大芝居も、米国の大芝居なしには成り立たないように思います。

_ 玉青 ― 2017年02月05日 14時06分52秒

この地球儀ルービックが、普通のルービックと大きく違うのは、小さなピースから構成された中央の「ベルト」部分(球全体を、互いに直交する3本のベルトが取り巻いていることになります)のみが可動で、普通のルービックの角(頂点)に当る、日本やオーストラリアの描かれた三角形のピースは不動なことです。したがって、ご質問の件に関して言うと、日本とオーストラリアのピース相互の位置関係も不変です。

その意味では、上の記事はちょっとウソまじりで、少なくともこの地球儀ルービックの世界では、日本は常に不動の位置を占め、いたずらに右往左往しているのはアメリカや西欧諸国だということになるのですが、この辺は現実とちょっと異なりますね。(笑)

>大芝居

芝居で大切なのは、脚本と舞台装置、そして何よりも役者でしょうが、さて今回の興行はどんなものでしょうか。さらには観客の目の肥え具合も気にかかります。

_ S.U ― 2017年02月06日 18時20分20秒

>芝居で大切なのは~観客の目の肥え具合
 本当にどうなるのか、どうかこの芝居の「トリックスター」をよく見張っていただきますようお願いします。

 世界の大芝居を理解する観客の目について、大本教開祖・出口なおの言葉を思い出しました。出口なおは私にとって敬愛する郷土の偉人なので、突飛ながら紹介させてください。有名なエピソードらしくWikipedia「出口なお」に要約されていたので引用します。

・(出口なおの)死の一週間前、浄瑠璃の名人二代目竹本春子太夫が大本教団に来た。普段のなおは「世界の大芝居を見ているのに人間の作品など見られない」と断っていたが、すみが取り次ぐと珍しく承諾した。観賞すると「神様が明治25年から世界の人民に筆先をおさとしになるのが、どうして人民に分らぬかと思っていたが、浄瑠璃でさえ初めて聞くと分らんのだから、神様の教えが人民に分らんのも無理がないと、よう分らして貰った」と感想を述べている。

 より正確には丹波弁で安丸良夫氏の著書に出ています。
 いつの世でも誰にとっても、芝居を理解するのは、難しいようです。

_ 玉青 ― 2017年02月11日 15時40分48秒

出口なおの言葉、なかなか含蓄に富んでいますね。
今日も今日とて何やら下卑た芝居がマイアミで演じられているようですが、どうも最近はああいう特殊な芸風が好まれるのか、昔ながらの芝居を期待する自分が旧弊なのか、初めて浄瑠璃を見た出口なおさながらに、どこが面白くて皆もてはやすのか、分からん分からんと首をひねるばかりです。

_ S.U ― 2017年02月12日 06時42分29秒

>下卑た芝居がマイアミで
 まったくそのように思います。 なんなんでしょうね。あの芝居は。

 私は、宗教信者ではないので、大本でも、キリストでも、イスラムでも、日蓮でもどれでもいいのですが、ああいうのは、神仏の預言では、誰のどういう芝居ということになるのか、ぜひ伺ってみたいと思います。もし、神はすでに死んで語らなくなったというならば、たいへん残念なことだと思います。

_ 玉青 ― 2017年02月12日 12時24分02秒

この世の歴史は神の書いた芝居だ!
…という高所の議論はいったん措いて、我々が目にする普通の芝居や芸事は、もともと神事から派生したものが多いそうですね。それと、「猿芝居」というと、専ら悪い意味ですが、高尚なお能もかつては「猿楽」と呼ばれ、滑稽な物まね芸から発展したものだそうですから、結局、芸事の厚みというのは、聖から俗へ/俗から聖へという、双方向の変化が幾重にも折り重なって生まれるのでしょう。

ひょっとして、安倍やトランプといった人たちも、遠い将来には、不思議な聖化作用によって、何らかの芸道の開祖のような扱いを受け、大いに尊ばれるかもしれませんね。あまりにも馬鹿馬鹿しい芸ですが、ああいう馬鹿馬鹿しさが、人間に本質的に付きまとっているならば、それを芸に昇華することもまたありうべきことで、いわば人間の奥の愚かさを極端に拡大して見せる芸ですね。

※ときに、今回の滑稽芝居の舞台はマイアミではなくて、その北にあるパームビーチという所だそうなので、マイアミの名誉のために、ちょっと訂正をしておきます。

_ S.U ― 2017年02月12日 17時33分30秒

>滑稽芝居の舞台はマイアミではなくて、その北にあるパームビーチ

 なるほど、あれは神の書いたシナリオを演じているというよりは、むしろ、神様や信者の心に訴えようと行っている象徴的行為とみるべきなのですね。私が苦手としている神話に込められた心理学が何となく少し理解できたように思います。

 かつて、イエスがカイザルの総督の治めるエルサレムに入城したように、出口なおが日露戦争の時に日本海の孤島に祈祷に出かけたように、両君も時宜に臨んで神に呼びかけようとしているのでしょうか。
 はたして、これらの行為が後世に聖典に書き留められるのか、猿芝居として終わるのかは、ひとえに今後しばらくの人民の熱狂にかかっているのかもしれません。

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