新年閑談2017年01月01日 13時42分54秒

新年明けましておめでとうございます。

「めでたいって、一体何がめでたいんだ。よっぽどオメデタイ野郎だな」と思われる方もいるでしょう。確かに、あんまりめでたがってばかりもいられない世の中ですけれど、人間は一様な時の流れに長短さまざまな節目を作り、それによって世界の再生を体験しながら、これまで何万年も生きてきたのですから、この「めでたい」という感覚は、いわば生得的なものかもしれません。

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今年は酉年。
新年にちなんで十二支の話題です。

十二支といえば、子・丑・寅・卯…が、ぐるっと円環状にならんだイメージですが、あれを生物学的に考えるとどうなのかな?ということを、さっきまで寝床の中で考えていました。


分岐の絶対年代や、種間の相対的な距離を無視して、共通祖先からの枝分かれだけに注目して系統樹を描くと、どうも↑こんな感じになるようです(辰は恐竜ということにしましょう)。

だからどうだという話なんですが、見慣れた干支の動物たちも、視点を変えると一寸見方が変わりますね(丑は午よりもむしろ亥に近い、とか)。

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こんなことをノンビリ考えるのも閑なればこそで、正月が暇なのは何よりもめでたいことです。これからも閑な気分で記事を書き続けられることを願いつつ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。