足穂の里へ(8)…番外編・天文科学館(前編)2011年09月14日 21時37分25秒

さて、記事の間隔が開きましたが、おもむろに天文科学館へと向かいます。


天文科学館は昭和35年(1960)にできた施設で、昨年50周年を迎えたところです。
同館の公式サイト(http://www.am12.jp/)によれば、当初はここに国立天文博物館を誘致する計画があったそうですが、宇宙開発ブームの追い風を受けて、市民もだいぶ盛り上がったらしく、結果的に市単独の施設としてオープンすることになりました。

そんなわけで、ここは明石時代の足穂とは直接関係ありませんが、明石に来た以上、ここを素通りするわけにはいきません。ここは足穂を離れて、自由に見学させてもらうことにします。

訪問する前は、なんとなく昭和3~40年代の匂いのする施設を想像していたのですが、50周年を期に全面リニューアルをしたばかりということで、予想とは違って平成の匂いがしました。子どもたちを中心にお客さんも多く、まだまだ元気いっぱいの科学館の姿を見ることができました。

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これは!! 忘れていた友にふと出会った気分。
昨年、神戸の金星台を訪問した記事の中で、この子午儀については触れました。



運のいいことに、臨時の展示で、その際の一件記録も見られました。

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明石は「日本標準時のまち」が売り物ですから、天文学の展示に加えて、「時(とき)」に関する展示に力を入れているようです。



(↑時刻の決定とは切っても切れぬ関係の、星の南中を観測するクラシカルな機器類。)

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天文学史のコーナーには、ハーシェルの業績を示すキャビネットが置かれていました。


(↑ハーシェル作、40フィート大望遠鏡の精巧な模型。)


ハーシェルの扱いが大きいのは、個人的に嬉しかったです。

(なんとなくダラダラ続く)