プロキシマ系鉱物2016年06月11日 09時08分22秒

プロキシマは遠いようで、たしかに近い。


現に、プロキシマで採取された鉱物が、ここにこうしてあります。


プロキシマ系鉱物、2種。


硝子壜の中に固定された、細く鋭角的な両錐の結晶。
透明な基質の中に、ライムグリーンとぶどう色が広がり、涼し気な味覚を感じさせます。

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「アーティスト・小林健二氏」とは別に、氏が制作・デザインしたアイテムの頒布を担っているのが「銀河通信社」です(http://aoiginga.shop-pro.jp/)。

このプロキシマ系鉱物は同社から届きました。


銀河通信社に問い合わせをすれば、返信があるし、商品を注文すれば、たしかに届きます。発送元を見れば、それは東京の町中にあると自己主張しています。
しかし、本当にそれは「在る」と言えるのかどうか、ちょっと自信が持てません。
銀河通信社自体、何となく氏の作品のような非在感が伴います。


皆さんは、今単なる液晶の揺らぎを眺め、その向うに、硝子壜に封じ込められた美しい結晶が実在すると信じているでしょう。でも、そのことと、その結晶がプロキシマ由来のものであるという事実を対比させた場合、その「事実性」において、両者にいかほどの懸隔があろうか…と、ぼんやり考えます。

これについては、いろいろな答があるでしょうが、いかに事実性の認定にシビアな人でも、現実のプロキシマ、観測されたプロキシマ、推測されたプロキシマ、思念されたプロキシマ、憧憬のプロキシマ…等々が、この世界でどんな風に折り重なって存在しているかを考えれば、やっぱり頭がぼんやりしてくるのではないでしょうか。