遠い日の天文台づくりの思い出2008年03月15日 10時26分41秒


おはようございます。
ねちっこく作業中です。この土日も頑張ります。

 ★

さて、写真を1枚。これは今日ネット上で買いました。
(つまり、まだ現物は手元になく、↑は商品説明画像の安易な流用です。)

元々報道写真として撮影されたものらしく、詳しいクレジットがついています。

「自分たちの天文台を作る生徒たち。
ロンドン・サウスゲートにあるミンチンデン校の生徒たちは、王室天文官の賛同を得て、現在自分たちの天文台作りに忙しい。同校は、最近国王が英国天文学協会に贈った、長さ8フィート〔2.4m〕の望遠鏡の使用許可を取りつけた。
写真は、木工室で製作が進む天文台ドームと作業にあたる少年たち。1935年5月21日」

日本でいえば中高生にあたる年頃ですが、腕まくりをしたり、白い作業用エプロンを締めたり、なかなか凛々しいですね。みな真剣な表情です。曲線もきれいに切り出しており、ドーム自体の完成度もなかなかのもの。

70年あまりたった今は、たぶんもうないかな…?

でも、写真に写っている少年たちの中には、まだ壮健な方もいらっしゃるでしょう。
八十翁、九十翁の今も、ふと当時の少年の心と、天文台の記憶がよみがえる瞬間があるかもしれません。

コメント

_ mistletoe ― 2008年03月17日 14時27分55秒

「自分たちの天文台を作る生徒たち・・・」良いですね~
私も作ってみたいです。
70年前ですか・・・まだあるとステキですね☆

_ 玉青 ― 2008年03月18日 06時14分13秒

ちょっと調べたところによると、ミンチンデン校自体、今は別の場所に移り、名称も変わっているそうなので、ドームはたぶん…。

寂しい話ですが、その美しい思い出だけは、今も老人の心に残り、さらにはこうして遠い異国の語り草ともなっているわけです。ちょっと不思議な感じがします。

ところで、記事とは関係ありませんが、来ました来ました!昨日、やっと船便で届きました。APOTHEKEN!

ドイツ語なので、さっぱり読めませんが、写真だけでも古い薬屋の匂いがダイレクトに伝わってきます。見た目は違いますが、雰囲気は古い漢方薬の店とよく似ているなぁと思いました。(見た目も、薬箪笥なんかはちょっと似てますね。)

良書を教えていただき、ありがとうございました。

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