科博へ(3)…館内ひとめぐり2010年10月03日 06時49分27秒

さて、満を持して科学博物館の中へ入ります。


上は「地学部陳列室」の内部。
一見して、ディスプレイの作法が、今の科博とは大きく違うことに気付きます。どの部屋も、基本は四角い展示ケースをフロアーに並べて、そこに標本や模型や写真をチマチマと飾っています。


こちらは「動物学部陳列室」。
左手の霊長類の剥製展示なんかは、わりと気合が入っています。でも、それ以外はやはりチマチマ感があって、学校の理科標本室とあまり違いが感じられません。

まだ見せるための技法が確立していないというか、いや、ひょっとしたら今の博物館がケレンなのかもしれませんが、現代の目からすると、至極平板な印象を受けます。


「植物学陳列室」。
ホテイアオイやら、鉢植えやらが並んでいて、小学校の理科室っぽい雰囲気。
今の科博の、あの迫力ある展示に比べ、妙な脱力感があって微笑ましい(ようにも思える)。

(この項続く)