戦前の理科室の扉を開く…人体の驚異2007年05月22日 23時57分51秒


ああ、やっぱり出てしまった人体模型。
昨日と同じカタログから採った図です。

思い起こせば、人体模型の歴史についてまとめるのが、今年の抱負の1つでした。今回各種のカタログを手に入れて、またまた豊富な資料が揃ったので、早くきちんとした文章を書くことを、己に課したいと思います。

しかし、このトルソー型模型。
日本の人体模型とはかなり異質な感じを受けます。じっと目をつぶっているところが妙に生々しく、眼球むき出しの顔面との対照が強烈です。下半身に布を巻いているところも、お上品なようでいて、かえって隠微な雰囲気を醸し出しています。

造形の違いに、彼我の人体に対するリアリティ感覚の差が現れているのではないか…と、ひそかに想を練っています。

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