続・驚異の部屋百態2009年09月19日 21時57分21秒

今日は某天文台の記事を書こうとして、ついに書けず―。
かなり脳が煮詰まっているようです。

最近はモノを買うのでも、ちょっといい加減になっている感じがあって、その点に精神の弛緩を自覚します。

省みると、天文趣味、理科室趣味、ヴンダーカンマー趣味は、相互に重なりつつも、少しずつポイントがずれているので、3者を等しく追求することは(モノを買うのでも、知識を得るのでも)、かなり大変な作業だということが近頃分かってきました。最近の疲労の根本原因はそこかな…と思います。

兵力分散・逐次投入というのは、戦略的には愚の骨頂と言われる方法ですが、結果的にそんな感じになってしまっているので、少し戦線を立て直して、ポイントを絞ることが必要です。

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さて、そんなわけで、今日は別に眠くはありませんが、またまた人の褌を履いて驚異の部屋の話を続けます。

驚異系ブログ Curious Expeditions(http://curiousexpeditions.org/)のブログ主、MさんとDさんの自宅が、ネットで公開されていると聞き、興味深く拝見しました。
以前記事を書いたとき、このカップルはブダペストに部屋を借り、そこを足場に驚異巡りをされていました。今はどうされているのか、よく分かりませんが、お二人の本宅はニューヨークのアパートメントらしく、その内部が以下で見られます。

■House Tour: Michelle & Dylan's Curiosity Filled Apartment
 http://www.apartmenttherapy.com/ny/house-tours/-090422
 (お二人の本名は、Michelle と Dylanだったんですね。真ん中あたりの“Enter Michelle & Dylan's Gallery”をクリックすると、ピクチャーギャラリーに入ります。)

何となく東欧風の、もっとダークで古怪な部屋を想像していたのですが、白を基調とした、意外に明るい部屋でした。むしろ西海岸風。

で、この部屋は決して理科室趣味ではなくて、ヴンダー趣味としか言えないなあ…と、両者の違いを改めて思いました。同じ骨格標本や昆虫標本でも、両者は明らかにディスプレイの作法が違いますね。私の場合は、もう少し理科室濃度が高くないと満足できませんが(学問の佳趣が欲しい…)、これは事の善し悪しの問題ではなくて、単に趣味の違いでしょう。

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明日から3日間、小旅行+αのため、記事はお休みします。
この間に少し英気を養います。