ネズミの星2020年01月01日 07時29分03秒

新年明けましておめでとうございます。
あっというまに1年が過ぎ、干支もイノシシからネズミにバトンタッチです。

(イノシシ頭骨(奥)とマウスの全身骨格(手前))

   ★

子年ということで、ネズミに関する星の話題がないかな…と思いましたが、どうもネズミの星座というのはなさそうです。(さっき検索したら、尾っぽの長いネズミのような形をした「マウス銀河」というのが出てきましたが、もちろんこれはごく最近ネーミングされたものでしょう。)

でも、日本にはちゃんと「子の星(ねのほし)」というのがあって、これは誰もが知ってる星です。十二支を方位に当てはめると、「子」は真北になるので、子の星とはすなわち北極星のこと。(真北の「子」と真南の「午」を結ぶのが「子午線」です。)

野尻抱影によれば、これは青森から沖縄まで全国的に広く分布する名前で、渡辺教具の和名星座早見盤(渡部潤一氏監修)にも、ずばりその名が載っています。

(元旦22時の空。中央上部に「ねのほし」)

「子の星」の名が、かくまで広く普及しているのは、漁師や船乗りにとって、それが操船上不可欠な目当てとして重視されたからでしょう。

その光は、決してまばゆいものではありません。それでも波立ち騒ぐ海をよそに、常に天の極北に座を占め、人々の指針となる姿は実に頼もしい。
今のような混乱した世の中にあっては、そうした存在を、人間社会にも求める気持ちが切です。

   ★

さあ、新しい年への船出です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

コメント

_ S.U ― 2020年01月01日 11時31分30秒

本年もよろしくお願いいたします。

「天文古玩」さんの温故知新の内容を「ねのほし」として、世の中を見る指針にさせていただきたいと思います。

 年末に、我らが天文同好会誌の新号を発行しました(URL)。相変わりませんが、今後ともよろしくお願いします。

_ 玉青 ― 2020年01月02日 05時51分53秒

ご紹介ありがとうございます。
今号の白眉は何といっても「スプートニクに始まる」ですね。
S.Uさんは自伝ではないと仰いますが、一種の精神史と言いますか、いわば「魂の物語」ですよね。そして、S.Uさんが足穂に向けた思いの深さも、改めてしみじみと感じられます。第2回以降も括目してお待ちしております。

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