岡山天文台…続・初日カバー2007年10月09日 23時10分18秒


去年、岡山天文台(正式名称は、東京天文台〔現・国立天文台〕岡山天体物理観測所)の初日カバーを取り上げました(初日カバーについては↓の記事を参照してください)。
http://mononoke.asablo.jp/blog/2006/11/02/606809

思い起こせば、あれは1960年(昭和35年)10月19日に、同天文台が開所したのを記念して発行されたものでした。したがって、同所は来週で47歳の誕生日を迎えることになります。

上の写真も、以前の品と同じく「中村浪静堂」版の初日カバー。
他にも「郵政弘済会」やら「切手文化部」やらが発行した初日カバーが手元にありますが、斯界の事情に疎いので、それぞれどんな会社かはよく知りません。聞く所によると、切手ブームの最盛期は、ずばり1960年代だそうなので、こういうニッチ的な商売でも十分経営が成り立ったのでしょう。

掲出の品は何とも素朴な木版画ですが、そこがアートな味わい。封筒デザインは、この記念切手の図案を描いた木村勝氏(郵政省技官)によるものです。