信じる者は… ― 2018年01月20日 14時59分43秒
どうしても1回だけクダラナイことを書かせてください。
(まあ、毎回かもしれませんが、いつにも増してクダラナイことです。)
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火星の人面岩というのが、以前、話題になりました。
手っ取り早くウィキペディアから、「火星の人面岩」の記載をそのまま書き写します。
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1976年7月25日、NASAのバイキング1号が撮影した火星表面の写真の中に奇妙なものが発見された。
それは、火星のサイドニア(シドニア)地域を撮影したものの中に長さ3km、幅1.5kmに及ぶ巨大な人の顔のような岩が写っているというものだった。NASAは「光と影の具合で、岩山が偶然人の顔のように見えるだけ」と発表したが、NASAの見解に納得しない者たちは独自に画像の分析をして「人面岩には眼球や歯のような物がある」「涙を流した跡がある」「人面岩の付近にはピラミッドのような建造物がある」「口が動き、何らかの言葉を発している」等といった見解を発表し、その度に世界中で話題になった。
〔…〕その結果、「人面岩は古代火星人の遺跡だ」「地球人が火星に建造した人工物だ」等の憶測を呼び、SF映画『ミッション・トゥ・マーズ』、ビデオゲームなどフィクションの題材となり、テレビ番組や音楽の分野でも取り上げられた。
(バイキング1号が撮影した人面岩の写真。出典同)
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ここにキリストは登場しませんが、あれをキリストの顔に見立てて、無性に有り難がる人まで現れて、一時はかなり喧(かまびす)しい状況でした。
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(庶民のたくましい生活力を感じる光景)
このことをふと思い出したのは、今朝洗面台の前に立とうとして、ふと洗濯機の上を見たら、そこにキリストがいたからです。
どうでしょう、その御姿が見えますか?
救い主が、民家の洗濯機上のビニール袋に顕現されるとは、まったく予想していなかったので、大いにうろたえ、かつ畏れ多く思いました。
…と、軽口を叩くと、それこそイエス・キリストに対して畏れ多いことになりますが、でも火星の表面の凸凹に妙な解釈を施したり、ビニール袋のしわを伏して拝んだりするのは、キリストその人だって、「そんなクダラナイことはやめておけ」と言うに違いありません。
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いずれにしても、人面岩騒動は人の愚かさのみならず、ヒトの外界認識の基本特性について、多くのことを教えてくれるエピソードでした。
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