Glass Insects 2 ― 2012年08月04日 09時15分08秒
“Insects”と複数形にしたので、ほかの虫たちにも登場してもらいましょう。
(小さなガラスの昆虫園)
いずれも直径3センチ(500円玉よりちょっと大きいサイズ)で、平凸レンズ型をしています。虫の姿はその平側に陰刻されていて、凸側から見ると、ちょうどフロスティ・ホワイトの昆虫が、ガラスの中に封じ込められているように見えます。
いずれも直径3センチ(500円玉よりちょっと大きいサイズ)で、平凸レンズ型をしています。虫の姿はその平側に陰刻されていて、凸側から見ると、ちょうどフロスティ・ホワイトの昆虫が、ガラスの中に封じ込められているように見えます。
(ガラスのカミキリ。微妙な翅脈の凹凸など、細部もなかなかよく出来ています。)
(このハチも悪くはないんですが、後足の2本しか表現していないのは、文字通り手抜きかも。)
★
さて、これらの愛すべきガラス昆虫は、見た目の涼やかさに加えて、その来歴にもヒヤリとするものがあります。
以前、ナチス・ドイツの「冬季救貧運動(WHW ヴェーハーヴェー)」について書いたことがありますが、これらのガラスバッジは、当時行われた募金運動の募金章として配布されたものなのです。
ガラスの空間をすいすいと翔ぶ、愛らしいトンボ。
しかしその背後には、「自由」とは相容れない、暗い歴史もひそんでいます。
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