冴え返る白い世界 ― 2013年10月17日 22時19分52秒
急に冷え込んできました。
今年もあと2か月あまりですから当然ですね。
暑さで緩んだ心と体がきゅっと引き締まり、もっと気力が充実してもいい頃合いですが、自分に関してはどうも弛緩しっぱなしで困ります。
今年もあと2か月あまりですから当然ですね。
暑さで緩んだ心と体がきゅっと引き締まり、もっと気力が充実してもいい頃合いですが、自分に関してはどうも弛緩しっぱなしで困ります。
そんな主を尻目に、毎年この時期、この小さな部屋で1つのドラマが演じられます。
壁にかけた天気管の結晶が一気に析出することです。
今年もいよいよその開演。ついこの間まで無色透明だった天気管ですが、ふと気が付けば今日は半分以上が白くなっていました。
ただし、結晶の形状はいつもの美しい羽毛状ではなく、何だかやけに長細い、「さらしねぎ」のような散文的な形で、天気管も少々弛緩気味のようです。
…と最初は思いましたが、別角度から見たら「格子と矢羽」の奇妙な構造が見えてきました。
雪博士・中谷宇吉郎は「雪は天からの手紙である」と言いました。
天気管の結晶の産状も(現実の天気予報に役立つという実感は今のところありませんが)屋内の気象条件について、何かを物語るメッセージではあるのでしょう。その手紙を読む術がないのが、いかにも残念です。
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