星見の塔を訪ねる2018年02月13日 22時16分00秒

この機会に、韓国慶州の瞻星台(せんせいだい)に会いたいと思いました。


でも、そうすぐに会いに行くこともできないので、レジン製の模型を買いました。


これさえあれば、塔をそっと見下ろして、古の天文学者が忙しく立ち働く姿を想像することもできるし、


塔を間近で見上げて、いつでも彼の声なき声に耳を澄ますことができます。
さらに、こんなふうに↓グリニッジの大ドームと並べて、東西天文遺産のツーショットをお願いすることだって簡単です。


うむ、なかなか麗しい眺めですね。


【おまけ】

ただし、屋上部がこの模型の通りだとすると、塔内から屋上に上がることができないので、観測には甚だ不便です。これは模型作者の勘違いで、実際には、昨日リンクした和田の調査報告書に「頭部の一半は開放しありて、井桁を透して天空を窺ふべし」とあるように、頂部には屋上に出る開口部があります。
ユネスコの天文遺産の紹介ページに掲載されている平面図を見ると、その様が明瞭です。