岡山天文台開所、初日カバー ― 2006年11月02日 22時56分50秒
石田五郎氏との縁で話題を続けます。
岡山天文台(正式には東京天文台岡山天体物理観測所)の開所は、昭和35年(1960)10月19日。計画自体がスタートしたのは、日本の占領が解除された直後の昭和28年(1953)ですから、思い起こせば、ずいぶん昔のことです。
188センチ反射望遠鏡を主力機材とし、日本における本格的な大望遠鏡の歴史はここに始まります。
さて、写真は同天文台の開所を記念して発行された初日カバー(First Day Cover、略してFDC)。初日カバーとは、記念封筒に新発行の切手を貼り、発行日の消印を押したもの。封筒自体は公式に作られる場合もあり、また民間の業者があれこれ趣向をこらして作る場合もありますが、今回の品は後者です。
やさしい色合いの素朴な木版画が童画チック。
こうした品は、どちらかといえば郵趣マニアの領分であり、本来の天文趣味からは遠いのですが、その周辺に位置するアイテムとして、ちょっと気が利いています。
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