飛行機がいっぱい2010年10月24日 20時58分46秒

明日は稲垣足穂の命日なので、それっぽい記事を書く予定です。今日はその前夜祭として、飛行機の話。
(この話、あまり天文とは関係ありません。でもちょっと前まで、飛行機は理科趣味とかぶる話題でした。だからこそ、科学博物館でも、飛行機の展示が大々的に行われていたわけです。)

前に「てふてふがいっぱい」という記事を書きました(http://mononoke.asablo.jp/blog/2010/04/03/4991670)。それは蝶に関する古書の販促ページの紹介でしたが、最近、同じ古書検索サイトAbebooksから、飛行機本特集の案内が届いたので、下にリンクしておきます。

■AbeBooks: Collectible Flying Machine Books
http://www.abebooks.com/books/antiquarian-rare-design/collectible-airplane-aviation-flight.shtml?cm_mmc=nl-_-nl-_-101018-h00-aviationA-_-t-01cta

うーん、飛行機がいっぱい。
複葉機も単葉機も飛行船も、スイスイとのびやかに空を飛んでいます。
私は飛行機趣味は乏しいですが、この表紙絵はいいですね。20世紀前半の子どもたちの胸の高鳴りがよく伝わってきます。
サイトの惹き句もなかなかいいので、例によって適当訳を付けておきます。


  ▼  ▽

「離陸せよ!」

ああ、飛翔という名の奇跡! 人類は大地のくびきから逃れる
ことに初めて成功して以来、軽気球と初期の固定翼の飛行機の
時代から、ボーイング747とジェット戦闘機の現代に至るまで、
空を飛ぶことの驚異に対し、常に喜びを見出してきました。
人類の空への憧れは、小説であれ、ノンフィクションであれ、
これまでたっぷりと本の形でまとめらています。

何十年も前の飛行術と飛行機械に関する本の中に、私たちは
本当の美といえるものを感じ取ってきました。当時、空を飛ぶ
ということは、新品下ろしたての経験 ― いや、少なくとも、
胸のわくわくする、ハイカラで驚きに満ちた経験だったのです。
ちょっぴりの水と、袋入りのピーナッツ4個、それに金属探知棒が
付き物だなんていうことは、決してありませんでした。飛行機に
関するこれらの美しい本をご覧になって、それらと共に大空に
羽ばたこうではありませんか。

  △  ▲


さて、大いに気分を高揚させたところで、スキッと足穂忌を迎えることにしましょう。

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