天地有情 ― 2011年03月16日 21時47分07秒
ブログの更新が止まっています。
頭の中がそういう状況ではないからですが、本当はこういう時こそ動じないで、「日常」を維持することが大切なのかもしれません。
人類の歴史はざっと200万年。だとすれば、1000年に1度の大災害といえども、すでに2000回は経験しているはずで、それを乗り越えたから今があるわけです。地震も津波も、そも何するものぞ。
…と、自分が本気でそんなことを言ったら、私は自分のことを不気味に思うか、少なくとも信用できない人間だと思うことでしょう。こういうときは、迷い、うろたえ、涙を流し、それでも歯を食いしばって生きようと思ってこそ、人間なんじゃないでしょうか。
とは言え、今日ふと気づいたことがあります。
そうやって右往左往している間にも、木々の芽はふくらみ、枯れ草の間に青い物が鮮やかに見えたことです。まこと自然の営みは日々休むことがありません。
天空の巡りもそうですね。
被災地の方は、夜をいったいどんな思いで過ごされているのでしょうか。
ぐったりと疲れ、泥のように眠りたくても、寒さが足元から這い上がって、眠ることもままならない方も大勢いらっしゃることと拝察します。
寒さに耐えかねて身を起こした時、目に飛び込んできた星々が、せめていっときの慰藉を与えてくれればと、祈るような気持ちでいます。
頭の中がそういう状況ではないからですが、本当はこういう時こそ動じないで、「日常」を維持することが大切なのかもしれません。
人類の歴史はざっと200万年。だとすれば、1000年に1度の大災害といえども、すでに2000回は経験しているはずで、それを乗り越えたから今があるわけです。地震も津波も、そも何するものぞ。
…と、自分が本気でそんなことを言ったら、私は自分のことを不気味に思うか、少なくとも信用できない人間だと思うことでしょう。こういうときは、迷い、うろたえ、涙を流し、それでも歯を食いしばって生きようと思ってこそ、人間なんじゃないでしょうか。
とは言え、今日ふと気づいたことがあります。
そうやって右往左往している間にも、木々の芽はふくらみ、枯れ草の間に青い物が鮮やかに見えたことです。まこと自然の営みは日々休むことがありません。
天空の巡りもそうですね。
被災地の方は、夜をいったいどんな思いで過ごされているのでしょうか。
ぐったりと疲れ、泥のように眠りたくても、寒さが足元から這い上がって、眠ることもままならない方も大勢いらっしゃることと拝察します。
寒さに耐えかねて身を起こした時、目に飛び込んできた星々が、せめていっときの慰藉を与えてくれればと、祈るような気持ちでいます。
コメント
_ かすてん ― 2011年03月16日 23時52分23秒
11日の夜、余震に足下がぐらぐらする中、庭に出て星見をしました。山口誓子が台風の高波に家財を流された夜中に見た、勿体ないくらい美しく見えたオリオン座、私も停電の闇の中に燦然と輝く冬の星々が見られるかもと言う期待からです。首都圏の相変わらずの光芒にそのような夢は霧散しましたが、災い転じてその裏にわずかなりとも福を見つけたいという図々しさも必要な生きる知恵のように感じました。
_ たつき ― 2011年03月17日 02時11分23秒
よかった、やっと更新ですね。私の地域は激しく揺れただけで何の影響もなく、計画停電があるくらいで、なにか申し訳ないくらいです。でも、やはり心はいろんな意味でいつも不安です。こんなときにこそ、玉青さんの硬質で透明な世界をのぞけたら、とずっと待っておりました。それどころではないのでしょうけれど、こういう読者がいることも覚えておいて下さい。
_ 玉青 ― 2011年03月17日 21時20分01秒
○かすてんさま
東京のどぎついネオンも、ちょっと大人しくなったようですね。
それはともかくとして、たくましく、しなやかに生き抜く力が、今こそ求められているのでしょうね。
○たつきさま
ありがとうございます。今の心は、硬質で透明な世界とはちょっと違うかもしれませんが、今感じるままの文章を綴っていこうと思います。
東京のどぎついネオンも、ちょっと大人しくなったようですね。
それはともかくとして、たくましく、しなやかに生き抜く力が、今こそ求められているのでしょうね。
○たつきさま
ありがとうございます。今の心は、硬質で透明な世界とはちょっと違うかもしれませんが、今感じるままの文章を綴っていこうと思います。
_ S.U ― 2011年03月17日 22時28分07秒
夕方に緊急の節電のお触れが出たせいか、今夜は南の空が少し暗いように思います。
かすてんさんと同様だと思いますが、茨城県の東京に近い側にいると、日々の状況の変化からいろいろと感じることが多く、また、心が揺れることも多いです。そのような中で、自然と人間の悠久の歴史をふと思い出すことによって、逆に、少しづつ気持ちも行動も前向きになるということもあるように思います。
しかし、いまだに続く余震と原発の危機、なかなか深呼吸をするところまでいきません。
かすてんさんと同様だと思いますが、茨城県の東京に近い側にいると、日々の状況の変化からいろいろと感じることが多く、また、心が揺れることも多いです。そのような中で、自然と人間の悠久の歴史をふと思い出すことによって、逆に、少しづつ気持ちも行動も前向きになるということもあるように思います。
しかし、いまだに続く余震と原発の危機、なかなか深呼吸をするところまでいきません。
_ 玉青 ― 2011年03月18日 22時37分01秒
重いです。あまりにも重い現実にめげそうになります。
しかし、今日帰宅してテレビをつけたら、「ガハハハハハハ」という笑い声が聞こえてきて、驚きつつチャンネルを回したら、民放はどこもバラエティ番組ばかりでした。
一瞬、義憤を覚えました。
でも次の瞬間、「いや、これで元気が湧いてくる人がいるのかもしれない」と思いました。
それからさらに、「それにしても、笑っている場合じゃないんじゃないか。彼らはよっぽど肝が据わっているのだろうか?」と不審の念にとらわれました。
いったい世間では何が起こっているのでしょうか?
しかし、今日帰宅してテレビをつけたら、「ガハハハハハハ」という笑い声が聞こえてきて、驚きつつチャンネルを回したら、民放はどこもバラエティ番組ばかりでした。
一瞬、義憤を覚えました。
でも次の瞬間、「いや、これで元気が湧いてくる人がいるのかもしれない」と思いました。
それからさらに、「それにしても、笑っている場合じゃないんじゃないか。彼らはよっぽど肝が据わっているのだろうか?」と不審の念にとらわれました。
いったい世間では何が起こっているのでしょうか?
_ S.U ― 2011年03月19日 09時30分26秒
芸能番組については、被害を受けた人にとっても、見る人によって感じるところがちがうでしょうから、難しいところですね。私には何とも言えません。
しかし、一つだけ言えることは、各芸能番組に関わる人たちは、プロのエンターティナーなわけですから、それぞれの意識と信念によって、信ずるところをすすめてほしいということです。それも、人によって違うでしょうが、それでもよいと思います。
適切なたとえかどうかはわかりませんが、名歌手の淡谷のり子さんが、戦時中に戦地を慰問をしたときに、厚い化粧をして派手なドレスを着てブルースを歌うことを譲らなかったことを思い出しました。自分の才能の最大限を伝えるというプロ意識で臨んでいただければ、多くの人に励ましの気持ちが伝わり、共感がつながるものと思います。
しかし、一つだけ言えることは、各芸能番組に関わる人たちは、プロのエンターティナーなわけですから、それぞれの意識と信念によって、信ずるところをすすめてほしいということです。それも、人によって違うでしょうが、それでもよいと思います。
適切なたとえかどうかはわかりませんが、名歌手の淡谷のり子さんが、戦時中に戦地を慰問をしたときに、厚い化粧をして派手なドレスを着てブルースを歌うことを譲らなかったことを思い出しました。自分の才能の最大限を伝えるというプロ意識で臨んでいただければ、多くの人に励ましの気持ちが伝わり、共感がつながるものと思います。
_ 玉青 ― 2011年03月19日 10時35分39秒
原発作業の人も、被災地支援の陣頭に立っている人も、芸能人も、TV局のスタッフも、それぞれがプロ意識で、自分の務めを果たしているのだとすれば、それは尊重すべきですね。
1つ心配なのは、東京(その他)発のお笑いが、震災など無かったかのように、平然と発信されるのを目にして、被災地の人が「見捨てられ体験」や深い孤立感を味わってしまうことです。ちょっと古い言葉ですが「連帯」のメッセージを、メディアも、スポンサーも、受け手も、意識して伝えていくことが大切ではないかと思いました。
1つ心配なのは、東京(その他)発のお笑いが、震災など無かったかのように、平然と発信されるのを目にして、被災地の人が「見捨てられ体験」や深い孤立感を味わってしまうことです。ちょっと古い言葉ですが「連帯」のメッセージを、メディアも、スポンサーも、受け手も、意識して伝えていくことが大切ではないかと思いました。
_ S.U ― 2011年03月19日 12時32分37秒
>東京(その他)発のお笑いが、震災など無かったかのよう
うーん。確かにそういうのをやっていますね。
これは、震災前に収録されたものなのですかね。
震災前の録画ならとりあえずそれは放映をやめて、急いで芸能人を頼んで取り直しかライヴでやるとよいと思います。そうしたら、本当にプロ意識でやってくれるでしょう。
うーん。確かにそういうのをやっていますね。
これは、震災前に収録されたものなのですかね。
震災前の録画ならとりあえずそれは放映をやめて、急いで芸能人を頼んで取り直しかライヴでやるとよいと思います。そうしたら、本当にプロ意識でやってくれるでしょう。
_ 玉青 ― 2011年03月19日 20時34分05秒
ええ、人としての心と、真のプロ魂に期待しましょう!
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