懐かしい友の顔2017年05月21日 21時11分46秒

「あれえ?○○さんじゃない!いやあ、久しぶりだね!!へえ、今はこちらにお勤めなんだ。もう何年ぶりかな。10年?いや、もっとかなあ。…でも、元気そうだね。うん、僕のほうは相変わらずさ。まあ、ちょっと齢はとったけどね。それにしても、こうして○○さんの顔を見ると、あの頃を思い出すよ。どう?せっかくだから今晩あたり…?」

しばしば異動のある職場だと、ひょんな所で、こんなやりとりがあると思います。

   ★

今日、部屋の模様替えをして、ちょうどそんな気分を味わいました。

もう何年もアクセスの道が断たれていた抽斗。手が届かなかった本棚の奥。
物理的な距離にすれば1メートルにも満たないのに、手ごわい障壁にさえぎられて、長らくその隔たりを越えることができずにいました。

手前にどんどんモノを積み重ねていくと、どうしてもそういうことになります。
これではいけないと思っても、背に腹は代えられず、ここ数年間、環境の悪化が進むのを、いたずらに指をくわえて見ていることしかできませんでした。

しかし、今日は意を決して、山をうがち、谷を削り、異常な努力によって地形を改変して、そんな陸の孤島の解消を図りました。まあ、それによって新たな孤島が生まれただけとも言えますが、とにもかくにも、今日は懐かしい友と再会し、旧交を温めることができました。

…というわけで冒頭のセリフに戻ります。
しかし、相手からすれば「何と身勝手な…」と思われてもやむを得ないところで、黙ってこちらに付き合ってくれる、モノの優しさが、今日は身に沁みます。

コメント

_ かすてん ― 2017年05月23日 12時49分43秒

今年に入って両親が相次いで他界したからというわけではないのですが、ただいま自分の溜め込んで来た資料などを整理しています。人生の三分の二を過ぎている自分の残りの時間の中で、再び使われることはないと思う資料は潔く廃棄することにしました。物理的な空間が少しずつ増えていくのは清々しい気分です。本棚の奥との距離も少し近くなったようです。どうしても未練が残る資料はスキャンして取っておくことにします。物理的に手元に残したいと思うものは、取りあえず次の機会まで取っておくことにしました。

_ 玉青 ― 2017年05月25日 06時54分59秒

ご両親様ご逝去の由、とてもお寂しいことですね。
遅ればせながらお悔やみ申し上げます。

資料は単に資料としても貴重ですし、それにまつわる思い出もありますから、なかなか整理しがたいですね。そして、将来に備えて準備した資料を処分することは、その「将来」を自ら振り捨てるような気がするというのも、私自身しばしば経験するところです。とはいえ、それは新たな将来を自らの手で選択し、新たな一歩を踏み出すことに通じますし、間違いなく過去から自由になることでもありますよね。

かすてんさんに背中を押されて、私も少し来し方行く末を考えてみることにします。

_ かすてん ― 2017年05月25日 11時04分56秒

>まつわる思い出〜将来に備えて準備した資料〜「将来」を自ら振り捨てるような気がする
 買うよりも手放すのに何倍ものエネルギーや痛みを必要とするのはこのためですね。それでも敢えてこれから何をしたいかを考えながら、思い切った処分をするのに良い時期かもしれません。収集趣味の無い自分ですらこれですから、玉青さんは次元の違う苦しみを伴いそうです。それが大きなストレスにならないようにしてくださいね。

_ 玉青 ― 2017年05月27日 05時09分11秒

ありがとうございます。
その辺は、「太るのは簡単でも、痩せるのは大変」というのとよく似ていますね。
そして、身長(空間)に応じて適正体重(蒐集量)があるのも同様で、ここは精神の健康のため、ちょっとダイエットすべきなのですが、へたに手を付けると「リバウンド」が来そうでこわいです。(そんなことを考えていたら、永遠に手を付けられませんが…)

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