再び月食ゲーム2018年06月02日 16時51分20秒

星のおもちゃは、もちろん各国にあるんでしょうが、フランスは、その文化的実力のわりにどうも分が悪くて、本格的な星のおもちゃはなかなか見つかりません(私の探し方が悪いせいかもしれません)。

その反面、「他愛ないおもちゃ」は他国よりも一層充実しています。

昨日のパズルもそうだし、カタカタ箱を揺らして、ピースをはめ込んだり、球を転がしたりする「ジュ・ド・パシアンス」(Jeu de patience、直訳すれば「忍耐ゲーム」)と総称されるミニゲームは、いろんな種類が見つかります。

(蓋の大きさは、約10.5cm角)

上は、3つの黒いピースを丸い月の顔にかぶせて、月食を起こそうという、これまた他愛ない遊び。

(箱の蓋の裏側に貼られたシール)

この品、すでに登場済みだと思ったのですが、過去の記事を読み返したら、以前登場したのはこれの「そっくりさん」でした。


(上記2点、元記事は http://mononoke.asablo.jp/blog/2011/12/10/

改めて整理すると、今日の品が本当のオリジナルで、1900年前後に出た品。
そして、以前登場したのは、1980年代に入ってからドイツで作られた復刻版です。
他愛ないゲームの世界も、こうして分け入るとなかなか奥が深いです

ちなみに、オリジナルのメーカー名「M.D.」は、「MAUCLAIR-DACIER」の頭文字で、1887年に創業し、1904年までM.D.名義で各種のゲーム製作を手掛けた会社だそうです(→参考ページ)。

コメント

_ S.U ― 2018年06月03日 05時56分22秒

このオリジナルの月食ゲームを見ますと、元記事の私のコメントは一旦保留した方がよさそうに思います。
 
 私は、玉青さんのこの月食ゲームの箱の絵は「日食」に見えるというご指摘を受け、考証として1900年に実際にフランスで見えた「日食」の関連を推定申し上げました。ところが、このオリジナルの絵を見ると、「月食」で悪くないように思います。空が青くないからです。また、住宅地ではなく山の端なので、月とするとより風情が引き立ちます。女の子がフィルターのようなものを使っているのが問題ですが、これは彼女が個人的に間違えた(または承知で試した)と解釈できないこともありません。父さん母さんのレンズを通している行動は規範として正当づけられます。

 また、オリジナルはフランス語で、ゲームの顔が黄色で、これは月のつもりと見て問題ありません。いっぽう、復刻版はゲームの顔が白く、これは「青天白日」と言う言葉通り、どちらかというと太陽らしく、ひょっとすると、復刻したドイツの会社は、 éclipse de lune が日食だか月食だかわかっていなかったという見方もできます。だとしますと、オリジナルは一応月食だったのだが、復刻時に日食に化けた、私の1900年にあった日食云々の推定は勇み足ということになります。
 
 復刻版のフタのウラにもフランス語の説明が書かれていますでしょうか?

_ 玉青 ― 2018年06月03日 11時01分03秒

コピーはオリジナルに如かず。ではやっぱり月食ということで語り収めましょう。
なお、復刻版の裏面にはMade in Germany とありましたが、月食なり日食なりに関連する説明は特にありませんでした。

_ S.U ― 2018年06月03日 18時41分30秒

>復刻版の裏面
 情報ありがとうございます。情報がないものは何とも言えませんが、月食・日食の区別がついていない可能性は残りました。

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