気になる鳥2008年05月08日 20時11分37秒


余談ですが、昨日の掛図の右側にいる↑のヒトが気になりました。

●philomachus pugnax(和名 エリマキシギ)

右側の変な髪形のヒトが男性です。
カッコいいような感じもします。
より正確に言うと、本当はカッコ悪いのに、カッコつけている人のよう。

スノーク?(←ムーミンキャラ)

(荒俣宏さんの『世界大博物図鑑』を見たら、何か面白いエピソードでも載ってるかと思ったんですが、特にありませんでした。)

コメント

_ とこ ― 2008年05月08日 21時15分48秒

ほ、ほんとだ…カツラっぽいよスノーク…。
(例によってムーミンネタに食いつきました)

求愛行動のときにカツラ…じゃなくてエリマキが広がったりとかしたら、また度肝を抜かれるのですが、実際はどうなのでしょう。

「普段は恰好つけてすましているけど、本気になったら凄いんだぜ!」といった感じで。

気になります。

_ 近藤 ― 2008年05月08日 23時44分43秒

「エリマキシギ(Philomachus pugnax)」は、日本でも見られます。手許にある日本野鳥の会の『水辺の鳥(野鳥観察ハンドブック2)』や『フィールドガイド日本の野鳥』などにも掲載されています。『フィールドガイド』によれば、「…日本では完全な夏羽の個体の記録は少なく、中間羽のものが比較的多い。旅鳥として水田、入り江等に渡来するが多くない。…春に夏羽の雄が雌の近くで、あるいは他の雄と向かい合い頭を下げて羽毛を立てる動作をする。」とあります。また『水辺の鳥』では「夏羽の♂は個体により様々なえり巻状の飾り羽を持つ」とも記されています。

_ mistletoe ― 2008年05月09日 14時59分12秒

ナンデスカ!この子は(笑)
モーツアルトの様で本当にスノークが
裁判するときにかぶったカツラ状態!
↑の方のコメントですと日本でも見られるのですか。
出遭ってみたいです。

_ 玉青 ― 2008年05月09日 20時47分08秒

近藤さま、すばやいフォローをありがとうございます。
んー、実物はどんな感じなんでしょう。私も見てみたいです。山階コレクション展で会えると、絶妙のタイミングなんですが。

あるいは、この絵は、この絵だからこそ「変さ」が醸し出されているような気もします。

ところで、この男性は、無意識に何かマズイことを言ったんじゃないでしょうか。後ろの女性は、ピタッと歩みを止めて、キッと男性を睨みつけているように見えます。前を行く当人はまったく気づいていませんが…。

カツラはどんな働きをするか分かりませんが、近藤さんも書かれているように、エリマキの方はTOKOさんのお見込みどおり、求愛行動の際、ブワッと広がるようです。

その時期が来ると、あっちでもこっちでも、ブワッブワッと…(驚)。

_ とこ ― 2008年05月09日 23時55分09秒

近藤さま、ありがとうございます!
やはりエリマキには目的があったのですね。

山階コレクション展でスノークに会えることを祈りつつ、
わたくしは明日に参ずる予定です。
雨の東大総合博物館で偶然の出会いが再現できず
大変残念ではございますが
硝子ケースに鼻の脂を残していきます。

_ 近藤 ― 2008年05月10日 00時24分31秒

日本でも冬羽の観察例は多く、エリマキシギで検索するとたくさんの愛くるしい写真を見ることができます。夏羽の雄の写真は、「蝶・チョウ・ゆっくり歩き・・・「千蟲譜物語」」さんの頁で見ることができますよ。

_ 玉青 ― 2008年05月10日 22時15分15秒

「千蟲譜物語」を拝見しました。そこからさらにリンクされている方々のページも。皆さんいかにも充実しておられますね。

ああ、私もかつては「リアル・ナチュラリスト」(近藤さんもそのお一人ですね)を目指していたはずなのに、どこでコースを逸れてしまったのでしょうか。

後悔はしていませんが、子供のころの夢想とはだいぶ違った場所に来てしまったなあ…と、ちょっと複雑な思いです。(いや、でもまだ間に合うかも…。)

_ 近藤 ― 2008年05月10日 22時55分06秒

ハハハ、まだ間に合いますよ!これから私も時間を見つけて星空や野鳥を眺めようと思っています。しまいこんでいた7cm双眼鏡を久しぶりに引っ張り出してみましたよ。

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