囲繞する、何か(3)…海の思い出2009年10月13日 19時45分57秒


海生生物の亡きがらが集積する場所。

   ★

貝のコレクターは世間に多いようです。
でも考えてみると、あれは不思議な蒐集行為ですね。
生物体そのものは掻き出して、貝殻のみを集めている。
まるで、「俺は人間に興味がある」と言いながら、実は女性の美しいネイルに執着して、生爪を剥がして回っている―そんな人がいるかどうかは知りませんが―猟奇の徒みたいです。
貝の人格を全然無視している気がします。


【付記】
ところで、今回「身の回りのあれこれ」という意味で「囲繞する、何か」とシリーズ・タイトルを付けてみました。「囲繞」を私は「いにょう」と読んでいますが、PCだと「いにょう」では変換してくれなくて、「いじょう」と打たないといけないみたいです。あれ?と思って辞書を引いたら、結局どちらの読みでもいいと。いずれにしても、「かこいめぐらす」という意味ですね。

コメント

_ shigeyuki ― 2009年10月13日 23時44分16秒

貝殻は、僕には骨にしか見えませんが、あの漂白された感じが好きなのは、よく分かる気がします。
でも、ぶにょぶにょぐにょぐにょわさわさした海の中の生物は、僕はもっと好きです。

_ 玉青 ― 2009年10月14日 20時42分41秒

たしかに海の生物は、ぶにょぶにょ ぐにょぐにょ わさわさしていますね。陸上の生物より、いっそう水気に富んでいる感じです。

そういえば、人間も、長期間水中生活をしていた赤ちゃんは非常に水気に富んでいますが、だんだん陸上生活が長くなるにつれて水分が抜けて、干からびてきますね。そして最後はカラカラになって大空に飛び立つ…のかもしれません。

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