星の寺院…パーキンス天文台の場合2009年02月09日 23時49分55秒


天文台と教会建築との関係は、振り返ってみると、ちょこちょこ書いていました。今回のパーキンス天文台も既出です(http://mononoke.asablo.jp/blog/2006/07/03/430424)。いちいちリンクをたどるのも面倒くさいでしょうから、拡大機能をつけてここに張りつけておきます。

パーキンス天文台は、オハイオ州デラウェアのオハイオ・ウェズレヤン大学構内にあります。その正面は、パッと見いかにもロマネスク教会の入り口を思わせます。もちろん本格的な教会建築からすれば破格の作なんでしょうが、タンパン彫刻(↓参照)のような上部飾りや、頂部に天使を据えた両脇の柱などが、いかにもそれっぽいです。

■フランス・ロマネスク教会の建築と彫刻:タンパン彫刻について
http://www.greengrape.net/kazuhiro/romanesque/misc/romanesque_tympanum.html

以前も書いたように、ここは1923年に建設が始まった、比較的新しい天文台なのですが、なぜかくもアナクロなデザインを取りいれたのか…?

ウェズレヤン大学というのは、教派的にいえばプロテスタントの一派、いわゆるメソジストの大学ですが、それとこれとは関係が…ないような…あるような…よく分かりません。彫刻の細部や、そこに書かれた銘文(モットー)が分かると、ここに込められた意味も見えてくるように思いますが、絵葉書ではちょっとはっきりしません。

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