おうちプラネタリウム(2) ― 2009年11月02日 20時48分04秒
「自分だけのプラネタリウム」と聞いて、あるいは懐中電灯や電球を応用した工作を思い浮かべた方がいるかもしれませんね。
しかし、作者・スピッツの構想は、より単純かつ一層雄大です。
ちんまりした投影機を作るのではなしに、プラネタリウムのドームを丸ごと作ってしまおう、そして自分自身は小さな観客になって、そのドームを見上げようというのですから。―たとえ、それがペラペラの紙のドームだとしても。
この本には、写真のような星図が24枚付いていて、それぞれが12ヵ月ごとの北の空と南の空に対応しています。線に沿って図を切り抜いて糊付けすれば、半分に断ち割ったドームが現われ、星の位置に針でポツポツ穴を開ければ、プラネタリウムの完成です。
「あなたのピンポイント・プラネタリウムのドームを
しまっておく、大きめの帽子箱か靴箱を用意なさい。
そうすれば、あなたはいつでも好きな時に、その日の
プラネタリウムを取り出すことができます。そして
次の年も、また次の年も、馴染みの星が夜空に戻って
来るたびに、お友達にそれを教えてあげるのに、自分の
ピンポイント・プラネタリウムを役立てることができる
でしょう。」(本文より)
本を切り取るのはもったいないので、いったんコピーしてから、実際に作ってみました。
(この項つづく)
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