結晶海からの帰還(土産話) ― 2014年08月18日 05時39分33秒
結晶海に漕ぎ出した…と思う間もなく、あっという間に沈没。
でも、いつもよりちょっと遠くの景色を目にできて良かったです。
さて、結晶海を後にして、ふつうの「天文古玩」の世界に戻りますが、最後におまけ。
でも、いつもよりちょっと遠くの景色を目にできて良かったです。
さて、結晶海を後にして、ふつうの「天文古玩」の世界に戻りますが、最後におまけ。
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これまで結晶の「晶」の字は、ずっとこんなイメージを表す象形文字だと思っていました。
でも、改めて字書を引いたら、案に相違して、次のような記述があってビックリ。
(『角川 新字源』より)
おお、星が3つで「晶」。よって「晶光」は「きらめく光」であり、「晶晶」と重ねれば「きらきらと光るさま」を意味すると。むむむ、これはしたり。
すると「昌」は…
【昌】 日を重ねて、日光があきらかにかがやく、ひいて「さかん」の意を表わす。
なるほど!
そういえば、家紋にも「三ツ星」というのがあって、配列はまさに「晶」と同じ。
こちらはオリオンの三つ星を表わすそうですが(おそらく道教系の星辰信仰に由来するのでしょう)、「晶」の字は、特に具体的な星座との結びつきはないようです。
★
…というぐらいが、「天文古玩」的には無難な話題じゃないでしょうか。
どうも無理をすると、あちこちに歪みが出るので、あまりシャカリキにならない方がいいですね。
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