岡崎常太郎著 『昆虫七百種』(1)2006年04月07日 06時18分27秒


ちょっと昆虫の話題が続きますが、日本の本からも1冊。

写真(部分)は、岡崎常太郎著 『天然色写真 昆虫七百種』(松邑三松堂、1930、菊版)。テントウムシのワンポイントが可愛らしい、戦前の昆虫図鑑です。

背表紙に「テンネンショクシャシン コンチュー700シュ」と書いてあるのが目を引きます。
著者の岡崎常太郎氏は、東京高等師範学校で博物学を修め、学習院初等科で教鞭をとった先生。いっぽう、カナモジ論者としても著名な人物だそうです。

昆虫学者の小西正康氏も、幼時この図鑑に親しんだ一人で、著書の中で「私にとっての1冊の本」に挙げています(『昆虫の本棚』、八坂書房)。


※小西氏の昆虫古書についての想い出は、こちらでも読むことができます。
 http://yushodo.co.jp/showroom/showcase/pryer/

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