ウィルソン山天文台(2) ― 2006年06月09日 22時19分47秒
先日の100インチ望遠鏡の弟分というか、年齢からすれば兄貴分にあたる60インチ望遠鏡です(1908年完成)。
生みの親は同じくヘール博士で、博士が「世界一」にどこまでこだわっていたかは分かりませんが、これも完成当時は世界最大の望遠鏡と言われました。
この主鏡を磨いたのがジョージ・リッチー(1864-1945)です。
彼は「リッチー・クレティアン望遠鏡」(光学系の1つ)にその名をとどめていますが、天文学者というよりは、元々技術畑の出身で、昨日取り上げた『パロマーの巨人望遠鏡』の中にも、職人肌で孤高の天才として登場します。
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