クロックパンク?…プラハの天文時計2008年02月23日 20時42分44秒

クロックパンクの何たるかが分らぬまま、たぶんこういう味わいの世界ではあるまいか…と憶測で語っていますが、一昨日の続きで今日も絵葉書を1枚載せておきます。

これも1900年代初頭の古絵葉書。
写っているのは、プラハ市庁舎の南面に設置された天文時計。

作られたのは15世紀の初めです。最初は真ん中の文字盤しかなかったのが、15世紀の末から17世紀半ばにかけて、だんだんと仕掛けや文字盤が増えていったそうです。その後、1945年の市街戦で大きな損傷を受けましたが、今ではほぼ完全な形に修復されています。

それにしても、いかにも欧羅巴というか、おとぎ話めいた眺めですね。
時計のたたずまいは変らねど、道行く人々の装いに時代の変化を感じます。



■お知らせ■

明日から3月いっぱいまで、ブログの更新頻度を下げて、天文関連の翻訳仕事に取り組もうと思います(ときどきは息抜きに記事を書く予定です)。首尾よく行けば、またこのページでお知らせします(首尾よく行かなければ、そ知らぬ顔をしています^^;)。

コメント

_ かすてん ― 2008年02月23日 22時47分31秒

首尾よく行ったらその成果をどこかで目に出来るのですか?首尾よく行かなかった場合でも、その失敗談を後で聞かせてください。どちらにしても楽しみにしています。

_ とこ ― 2008年02月23日 23時39分37秒

お久しぶりです。
妹が旅先で撮ってきた写真、どこのものかわからなかったのですが、もしかして・・・。
http://www.junk-club.com/old_diary/data/2007_02/0223.jpg
同じものかしら、と思い、おおお、と感動中です。

感動といえば、本日の『世界ふしぎ発見』のアーサーさんちには感動いたしました。この世界では有名な方なのかしら。玉青さんはご存じでしたか?

_ れいこ ― 2008年02月24日 08時00分14秒

これはもしかして、オルロイ天文時計! chakaさんが紹介されていた、ピーター・シス著『三つの金の鍵』に出てきたのです。そして、旅行会社のパンフレットの切り抜きも保存していたものでした。

_ 玉青 ― 2008年02月24日 09時47分17秒

>かすてんさま

そうですねえ、多分かすてんさんのお目に止まるような事態になれば、それが「首尾よく行った」ことになるのでしょう。何にせよ、まだ海のものとも山のものとも知れぬ段階です。詳細はいずれ…。


>とこさま

まさに同じもの。文字盤が新調されたのか、すいぶん綺麗になってますね。

アーサーさん、実に良かったですね。この件は、独立した記事にしたので併せてお読みください。


>れいこさま

ピーター・シスにも出てきたんですね。シスの本は「いいな」と思いながら、まだ1冊も買ってません。チェコ・プラハの重厚な雰囲気には大いに心惹かれるものがあります。

ところで、今の今まで忘れていたんですが、本棚に『プラハ幻景』(ヴラスタ・チハーコヴァー著、新宿書房)という本があって、改めてひも解いたら、この天文時計のことも詳しく載っていました(これを読んでから記事を書けばよかった)。それ以外にも、プラハの魅力を説いて止まぬ本なので、プラハ好きの方にはおすすめです。(れいこさんは、先刻ご承知かもしれませんが…)

_ れいこ ― 2008年02月26日 12時40分36秒

『プラハ幻景』、初めて知りました。図書館に所蔵があったので、予約を入れました。この出版社の新宿書房、私の勤め先の職員さんが司書さんになる前に勤めていたところらしいです。縁は奇なりですね。

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