ロンドンに潜む怪コレクター ― 2008年02月24日 09時51分53秒
S.U.さんと、とこさんからコメントをいただいた話題で記事を一本。
昨日(2月23日)の「世界ふしぎ発見」は、知られざるロンドンを紹介ということで、大英博物館の収蔵庫や、アンティークマーケットなど、「古物」を切り口にロンドンを案内していました。
そして、番組の最後の方に登場したのがアーサーさんという、理系アンティークの大コレクター。冒頭のお二人と同じく、私もこれがいたくツボにはまりました。
その自宅は、オーラリー、天球儀、顕微鏡、望遠鏡、六分儀、アストロラーベ…etc.、数々の逸品で埋まり、マホガニーと真鍮の色合いであふれかえった夢のような空間。よくぞ蒐めたり。
アーサーさんは、小柄で内気そうな、それでいてちょっとエキセントリックな風貌の男性で、世間で流通するコレクターのイメージにはぴったり。
が、しかし。。番組では「一コレクター」として紹介されていましたが、アーサーさんは実は「やり手骨董商」であり、売買もすれば、映画やCM用の小道具として商品の貸し出しもしているので、映像に映っていたのは、アーサーさんのコレクションであると同時に、商売物でもあります。したがって、彼は「浮世離れしたオタク的コレクター」ではなくて、実務に精通した、きちんと算盤を弾く人であることも確かです。
もっとも、こう言ったからといって、アーサーさんが理系骨董に尋常でない興味と知識を有していることには変りがないので、彼を貶めることには全くならないでしょう。
■アーサー・ミドルトン氏HP: http://www.antique-globes.com/
貸出し用物件一覧はこちら(ページ下のジャンル別見出しをクリックしてください)
http://www.antique-globes.com/hiring.html
番組に出てきたのはほんの一部で、まさに博物館級のコレクション。隔絶。。。
(写真はアーサーさんではなくて、自室の「金色っぽい」一角)
コメント
_ れいこ ― 2008年02月26日 12時45分28秒
_ 玉青 ― 2008年02月28日 06時38分42秒
>実は我が家にはTVがありませんので
おお、なんと文化的な生活でしょう。私もああいうものはなるべく無しで済ませたいのですが、なかなかそうもいきません。(家族がテレビを見ながら怒っているのを見ると、じゃあ消したらどうだろう…と思うのですが、当人の中には「消す」という選択肢はないらしく、それが一寸不思議。)
お勤め先が図書館というのも羨ましい。。。
おお、なんと文化的な生活でしょう。私もああいうものはなるべく無しで済ませたいのですが、なかなかそうもいきません。(家族がテレビを見ながら怒っているのを見ると、じゃあ消したらどうだろう…と思うのですが、当人の中には「消す」という選択肢はないらしく、それが一寸不思議。)
お勤め先が図書館というのも羨ましい。。。
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実は我が家にはTVがありませんので、こうして、興味深いトピックについてご紹介いただけるのは、たいへん有難いです。
玉青さんの「金色っぽい」一角も、素敵です。