星の煙をくゆらせる晩 (前編)2011年01月15日 12時29分31秒

各地で雪ですね。がんばれ受験生!

      ★    ☆    ★


いつものL’s Bar(エルズバー)のカウンターで、私はクシー君の前にカラフルな箱を並べて見せました。 「キミだったら、イギリスのSTARもお気に召すかと思って。」

クシー君は、奇妙なダブルクロスの星印に目をやると、「へえ、どれどれ」と言いながら、早速ぷかぷかやり始めました。

「うん、なかなかいいよ。特にこのネイビーパケットがね。ふーん、同じSTARでもこっちはインド製か。どうりで魔法の味がすると思った。」

クシー君は急にいたずらっぽい表情になってこちらを見ました。
「でも、この煙草。どうも初めてのような気がしないな。だって…」
クシー君はカウンターの向こうに置かれた赤い箱を取り上げて、私の前に置きました。

コメント

_ izumi ― 2011年01月15日 23時20分06秒

初めまして。色々なサイトを巡って此処に辿り着いたのですが、あまりにも感動のあまり、コメントを残させて頂きました。宇宙とか、宮沢賢治とかに憧れを抱いている私にとって、このブログは開くページがすべて、衝撃で、素敵なものでした。このブログを知ることが出来て嬉しいです。これから楽しみに、少しずつ読んでいきたいなと思っています。それでは。

_ 玉青 ― 2011年01月16日 14時21分37秒

○izumiさま

はじめまして。
たいへんな賛辞を頂戴し、私の方も衝撃を受けました(笑)。
多少なりともizumiさんの心の琴線に触れるページがあって良かったです。
他の記事で、また何か感じるものがありましたら、ぜひお気軽にコメントください。そこから賢治のこと、宇宙のことへと話が広がってゆけば、私としてもとても嬉しいです。
それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>。

_ nona ― 2011年01月17日 16時10分36秒

イギリス製のStar?!
そんなのもあったのですね♪

こんなふうにして玉青さんとクシー君が語り合っている
L’s Barの席にわたしも座りたい…なんて思ってしまいます。

_ 玉青 ― 2011年01月17日 20時04分28秒

L’s Barは、そこに行きたいと思う人の前にいつでも現われる店です。
もしnonaさんがそう望まれるなら、その瞬間、ご自分がカウンターに腰かけているのに気づかれるはず…

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