壜入りの鍾乳石2007年01月21日 13時40分59秒


これもだいぶ前に買ったもの。長さ30センチほどの鍾乳石です。

色は飴色がかったクリーム色で、光を反射して、ところどころキラキラ光っています。ラベルには Calcite stalactite (鍾乳状方解石)、Dos Hermanos Mine (メキシコ) 産と書かれています。

長野まゆみさんの 『鉱石倶楽部』 (文春文庫、2005)は、美しい鉱物写真に美味しそうな空想レシピを添え、とても楽しい本ですが、この鍾乳石もちょうど千歳飴のような、大きなスティックキャンディのような、口に含むと練乳の味が口いっぱい広がりそうな風情があります。適当なディスプレイ容器がなかったので、パスタの壜で代用してるのも、食べ物めいて感じられる理由のひとつです。

鍾乳石の成長速度は、環境によって大きな違いがあると思いますが、それにしてもこれだけの長さになるには、人の一生よりも更に長い時間がかかったのではないでしょうか。じっと見ていると、「時の流れ」そのものが凝固したかのような、不思議な感じを覚えます。

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