タルホの匣…第1夜、ヒコーキ2010年04月01日 22時44分50秒

雨にぬれる満開の桜。
夜の闇に浮かぶその姿にはっと息をのみました。
人の心の闇に、かかる花の咲くことも定めてあることでしょう。

  ★

さて、<タルホの匣>。
バネ式の留め具を外し、ゆっくり蓋を開けると、
中はこんな風になっています。


この中身を順番に見ていこうと思います。

今宵、第1夜は、1928年にラトビアで発行された三角切手。
画題は「ブレリオXI号機」。
1909年、初の英仏海峡横断を成し遂げた単葉機です、


タルホといえばヒコーキ。
彼は少年時代、飛行機のスケールモデル作りに励みましたが、最初に挑戦したのが、このブレリオ11号機で、彼にとっても思い出深い機種です。

「…そんな好みの表れとして、私はブレリオ式単葉機を
挙げます。なぜなら、あの頃飛行機と云えば、あの
格子組の胴体と大きなカーヴを持った翼が頭に浮びましたが、
それは又、いかにも「空中飛行器」というロマンチックな
機械を代表していたからです。」 (『飛行機の哲理』)

この切手、三角形の空をはばたくトンボめいた姿がまたタルホっぽいと思いました。

コメント

_ Mistletoe ― 2010年04月09日 22時00分58秒

恐ろしくステキな足穂匣!!!!
これは…かなりもへぇ~~~デス☆

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