回る!惑星儀2010年11月14日 15時13分42秒

磁石の力で空中を浮揚する地球儀でおなじみのステラノバ社。
その製品は、このブログにも以前登場しました(http://mononoke.asablo.jp/blog/2009/11/25/4720913)。

最近、同社から同じコンセプトで、惑星儀シリーズというのが出ているのを知りました。
(以下の画像は↓のページから勝手拝借しました。製品仕様についてもこちらを参照してください。http://www.ultimateglobes.com/Stellanova-Globes-s/237.htm



探査機ジュノーに乗り込む(?)ガリレオの骨よりも一足先に、木星遊覧としゃれこむか!…とも思ったのですが、このシリーズは日本にはまだ入ってきていない模様。

まあ、探せば日本に発送してくれる業者も見つかるでしょうけれど、ただ、惑星探査機を模した架台パーツが、個人的に今一つ垢抜けない感じがして、注文に踏み切れずにいます。できれば惑星だけが静かに浮んでいて欲しかった。


この土星もなかなかカワイイんですが、うーん、ちょっとデフォルメがきついかな…

というわけで、この惑星儀はもうちょっと様子見です。
もし一足先に購入される(された)方がいらっしゃれば、どんな塩梅かご教示いただければ幸いです。

【付記】 電源の問題もありますが、アメリカ向け仕様だったら、たぶんそのまま動作するのではないかと踏んでいます。


ガリレオの住む世界をノックする(前編)…古い物を買うということ2010年11月15日 21時27分59秒

このサイトでは、「あれを買った、これを買った」的なオメデタイ記事が多いのですが、モノそのもの魅力とは別に、そうした収集過程自体にも、一種の妙味があることは、多くのモノ好きの方が感じていらっしゃるのではないでしょうか。

「天文古玩」を「天文骨董」と言い換えると、何だか金満的な匂いがしてきます。実際、天文古玩的アイテムは、いったんのめりこむと、青天井の世界です。しかし、ごく限られた予算でも、古い天文学の佳趣に触れる楽しみが味わえないわけでもない。そのためには、いろいろ想像力を働かせたり、「見立て」の要素を取り入れたりする必要が出てきますが、そこに一種の遊戯感覚が生まれ、それが上で言うところの「妙味」に当たるわけです。これは、資力の限界という枠があるからこそ楽しめるので、言ってみれば持たざる者の特権かもしれません。(ちょっとやせ我慢ぽいですね。でも何ごとも高楊枝です。)

   ★

そうした遊戯の一端として、例えばガリレオ。
昨年は、ガリレオが望遠鏡で初めて天体観測をしてからちょうど400年の<世界天文年>でしたが、その当時の天文世界に直接触れることはできないだろうか?つまり、モノを通してガリレオの生きた時代をしのぶ…という課題について考えてみます。

普通に考えると、これはなかなか難しい。

ガリレオの『星界の報告』の初版(1610)は、先年のクリスティーズ(ニューヨーク)のオークションで、29万ドルの高値で落札されました。今、古書検索サイトを見たら、第2版(同じく1610年)には、7万5千ドルの値が付いています。また、イギリス国内で最初に印刷された「イギリス版初版」と称するエディション(1653)ならば、1万9千ドルです。初版よりもグッと値は下がりますが、「だから安い」とも言いかねます。やっぱり高いです。


あるいは、当時の天球儀。クリスティーズ(ロンドン)のオークションカタログを開くと、1627年にアムステルダムで作られた天球儀には、3~4万ポンドの評価額が付いています。うーむ…。


こうなると、もうどうにもなりません。
まあ、『星界の報告』の初版のファクシミリ版なら30ドルで買えるし、天球儀にしてもリーズナブルなレプリカがあるので、それで雰囲気だけ味わうというのも手です。

ただ、モノにこだわる立場からすると、何となく疎隔感があるわけですね。17世紀という時代が、ガラス戸のはるか向こうにあるような感覚といいますか、やっぱり満足できない部分が残ります。

―というようなことを考えながら、ふとひらめいたのは…

(もったいぶって次回に続く)

ガリレオの住む世界をノックする(中編)…ちいさな古星図2010年11月17日 19時36分49秒

はやぶさ、本当によかったですね。
100点満点で500点! 人生の中でこう言える機会は滅多にないと思いますが、それに十分値する成果を上げたのは、手放しで素晴らしい。分析の結果が重ねて実り豊かでありますように。

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(前回の続き)

前回は、思わせぶりな書き方をしましたが、別に何か“ひらめいた!”わけではありません。本の切れ端=ペラペラの紙ならば、ガリレオ時代のものでも、そうベラ棒な値段でなしに流通している事実に、ある日ふと気が付いて、「こういうとき、頼りになるのはやっぱり紙モノだ」と改めて思ったのでした。

   ★

下は、1609年にアムステルダムで出版された世界地図帳、『 Hand-boeck, Cort begrip der caerten 』から取った一葉。手彩色の南北天球図です。シートサイズは18×12cmという、新書版よりも一回り大きいぐらいの豆星図。


ガリレオが望遠鏡を宇宙に向けた年、こんな古拙な味わいの、かわいい星座図が、オランダで刷られていたんですね。近代のあけぼのというよりは、むしろ中世そのままといった雰囲気。



オランダ語の表題を持ったこの地図帳は、当然中身(地図の裏面が解説になっています)も、全てオランダ語ですが、この本にはラテン語の元版があります。そのあたりの書誌的事項を書くと長くなるので、ここで記事を割ります。


ともあれ、こうして「ガリレオと同時代の天文アイテムを手に入れる」という目的は、ささやかな紙モノを通じて達成され、小市民的収集の妙味が大いに発揮されたのでした…(我ながらイジマシイですね)。

(この項つづく)

「理科趣味アイテム、あります。」2010年11月18日 22時24分31秒

星図の話の合間に別の話題。
下の画像は、今日の朝刊に入っていた名古屋の東急ハンズの広告。
(大事に折り畳んでカバンにしまっておいたので、よれよれです。)


見出しには、「名古屋店7Fに新コーナー地球研究室(地研)誕生!」の文字。

“アパトサウルス上腕骨化石 80万円”や、“アロサウルスの頭蓋骨レプリカ 39万5千円”なんかは、客寄せの話題作りかもしれませんが、胸鰭の立派なホウボウの剥製とか、元素記号時計とか、常圧蒸留装置とか、はたまた銀化の美しいローマングラスとか(これはURANOIAを主催したお一人、SAYAさんが納品したものらしい)、いろいろ面白い品が並んでいます。

そんな中、左下に何やら黒くて丸いものが見えるでしょうか。拡大すると以下の如し。


おお、黒曜石でできた銀河の地図!
銀河の形状からすると、どうやら北十字から南十字まで、銀河鉄道の経路をきちんと描いているようです。

ただ、写真で見る限り、どうも十字に光っている星の形や、台座の“Galaxy”の文字が微妙にファンシーっぽい。うーむ、心意気は買いますが、個人的嗜好からすると、もう少し硬派な味わいが欲しいような気がしなくもない(←買いもしないくせに偉そう)。

  ★

何はともあれ、小売業にとって厳しい当節、東急ハンズは好企画でなかなか奮闘しているなあ…と思いました。

ガリレオの住む世界をノックする(後編)…ちいさな古星図のささやかな履歴2010年11月19日 19時51分13秒

以下、くだくだしい話ですが、たった1枚の紙モノからでも、いろいろ「考証ごっこ」は楽しめるという例。

   ★

この『Hand-boeck, Cort begrip der caerten』、原題は、『Tabularum Geographicarum Contractarum(簡約地理学図集)』といいます。著者はフランドル出身で、後アムステルダムに居を定めた地理学者、Petrus Bertius(1565‐1629)。初版は1600年に出て、ベストセラーとなり、その後各国語版が作られたという経緯があります。

以下のページに、この地図帳とベルティウスのこと、さらに1602年のラテン語版・第2版からとった地図が何枚か載っています(蘭語版と同一の天球図を含む。手彩色なので、同じ絵柄でも色合いは違います)。

■Petrus Bertius : Antiqua Global Art
 http://www.antiqua-global-art.com/kartograph-2008-05_E.html

上のページによると、元版の図を担当したのは、ベルギーの地図製作者で、ベルティウスの義弟(妹婿)でもあったPetrus Kaerius(1570 – 1630)。さらに Warner の本(記事末尾参照)に当ると、この図は1592年に描かれたPetrus Plancius(1552-1622)の星図を簡略化してコピーしたもので…という風に、そのルーツはさらに遡っていきます。星図の歴史はコピーの歴史であることがよく分かります。

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天文学史においては、星図は恒星の座標こそが重要であり、星座絵は二の次だと思いますが、こと「天文趣味史」となれば、星座絵の重要度がぐっと高まるのは言うまでもありません。

星図における星座絵の進化と変遷は、なかなか興味深いテーマです。最初は簡朴な絵柄だったものが、17世紀以降、印刷技術の進歩と共に急速に華麗で精緻なものとなりましたが、19世紀後半になると徐々にアナクロ視されるようになり、20世紀の標準星図からはついに星座絵が駆逐される至ります。人類が天球の殻を突き破って、やっと奥行きのある恒星世界に住むようになった証左なのでしょうか。

   ★

ところで、前の記事で、この星図のことを古拙で中世的だと表現しました。
その印象は、この地図帳の1616年版を見ると、いっそう強まります。というのも、1616年版になると天球図が差し替わって、より精緻で「近代的」な絵柄に変わっているからです。(以下は、アンティーク地図専門店のサイトで見かけた1616年版の画像から借用。出典:http://www.raremaps.com/gallery/enlarge/23418


この1616年版の星図を担当したのは、アムステルダムの地図製作者Jodocus Hondius, Jr.です(1594頃-1629;ホンディウスには同名の父がいて、親子で地図を作りましたが、ここでは息子の方)。ホンディウスは天球儀こそ多数手がけたものの、平面星図はこれが唯一の作品だというのも興味深い話。そして、このホンディウスの星座絵が、また後続の星図にコピーされて…となると話がエンドレスになるので、また折を見て続けることにします。

【参考】
Warner, Deborah J. THE SKY EXPLORED: Celestial Cartgraphy 1500-1800.
Alan R. Liss Inc.(New York) & Theatrum Orbis Terrarum Ltd(Amsterdam), 1979.

魔法薬学の時間2010年11月21日 17時05分09秒

先週から、映画版ハリー・ポッター最終章、「ハリー・ポッターと死の秘宝Part1」の上映が始まりました。

私はポッタリアンでも何でもなくて、小説も第1巻しか読んでいませんが、映画に登場するホグワーツの校内風景は気に入っています。怪しげな科学(魔法?)機器、ガラス壜の列、古書の山。我ながら子どもっぽい嗜好だなあと思いつつも、ああいうヴンダーな空間に心惹かれます。

さて、画像は「魔法薬学の授業」を彷彿とさせる化学実験室。

英国ニューカッスルのアームストロング・カレッジ(現ニューカッスル大学)の一室です。同大学の前身は1834年創設の医学校で、アームストロング・カレッジの名称は1904年から、そしてこの絵葉書自体は1920~30年頃のものですから、そう古い時代の光景ではないんですが、ホグワーツもかくやと思わせる、ゴシック風の重厚な空間が素晴らしい。

(うーむ、せめて薬品の並ぶキャビネットだけでも、1つそっくり持って来られんものか…。)

怪しい店を訪問し、ヴンダーカンマーと理科室の違いを考える2010年11月22日 20時47分53秒

既出の情報ですが、イタリアはトリノにある怪しい店、「ノーチラス」
その動画がYouTubeにアップされていました。



これまたハリポタのダイアゴン横丁に出てきそうな趣。
人魚や人面魚のミイラは、理科室には相応しくありませんが、ヴンダーカンマーにはぜひあってほしいですね。たぶん、この辺の選択が理科室趣味とヴンダーカンマー趣味の分水嶺なのでしょう。

驚異の部屋と、古臭い理科室。両者の違いはまさに紙一重。
その薄皮1枚の違いというのは、例えば標本に貼られたラベルであったり、審美学的配列ではなく分類学的配列の採用であったりで、つまり理科室趣味というのは、混沌ではなく秩序を良しとする態度において、ヴンダーカンマー趣味とは異なるのだと思います。

私はできれば理科室側で踏みとどまりたいですが、身辺はすでに秩序の打ち立てようがないほど乱雑化しています(あえて混沌とは言いますまい)。まあ、これは劣悪な居住環境にも由来するので、国の住宅政策の失敗にも、その責任の一端があります(←嘘)。

科学・魔術・芸術…光と闇の画家、ジョゼフ・ライト2010年11月23日 21時13分15秒

「ハリポタの映画のセット」の話題からもう1つ連想したのが、以下の作品。

ジョゼフ・ライト作『錬金術師』(1771)

「賢者の石」を探す過程で、偶然燐(リン)を発見した錬金術師を描いた絵です。画題はドイツのへリング・ブラントによる燐の発見(1669)に想を得ており、ブラントは商売の傍ら、本当に錬金術の研究に没頭していた怪人物らしい。

   ★

啓蒙主義と産業革命の時代、18世紀。
自ずと「科学」というものに、自覚的にならざるを得なかった時代でもあるのでしょう。そんな時代を背景に、科学をテーマにした異色の作品群を発表したのが、イギリスの画家ジョゼフ・ライトです。以下、新潮社版『新潮世界美術辞典』より。

ライト、ジョゼフ Joseph Wright
(通称ライト・オブ・ダービー、Wright of Derby)
1734.9.3-97.8.29 イギリスの風景画家、風俗画家、肖像画家。
ダービーに生れ、同地で没。
生涯を通じて光の効果を追求し、月明の風景、蝋燭の光による
人物や情景を多く描いた。これはアールト・ファン・デル・ネールや
ヘリット・ファン・ホントホルストの影響と思われる。また科学実験の
光景という新しい主題を見出した。『空気ポンプの実験』(1768、
ロンドン、テート・ギャラリー)はその好例。

この人の作品では、私はオーラリーの実演を描いた絵(1766)がいちばん印象に残っています。それと上の引用文中にも出てきた空気ポンプの実験の絵。(下のリンク先で画像をクリックすると、大きめの画像を見ることができます。)

■Maureen Byko,
 Shedding a Light on 18th Century Science: The Works of Joseph Wright of Derby
 http://www.tms.org/pubs/journals/jom/0706/byko-0706.html

いずれも、科学が生み出したマシン、それを厳かに操る科学者、そして両者を好奇と不安の目で見守る人々の表情が、陰影豊かに描かれています。こうした光景は、たぶん実景でもあり、同時に科学(新時代の魔術!)をめぐる当時の社会状況そのものをも象徴しているのでしょう。真空ポンプの中で息絶える小鳥は、科学の冷徹さと、それが孕む危険性に警告を発したものだとも思えます(ライト自身がどこまで自覚的であったかは分かりませんが)。

古書の行く末を論じる前に、今日買う古書をどうするか2010年11月25日 08時15分45秒

<電子書籍vs.紙の本>という単純な構図ではない、そのはざまにあって、最近、古書蒐集家を悩ませている問題があります。

それはリプリントの問題。今、古書検索サイトで19世紀以前の本を探すと、まず大量に“Brand New”とか“Print on Demand”とかいう文字が目に飛び込んできます。要するにパブリックドメインで公開されている古書のデジタルデータを、印刷→簡易製本して届けるという、出版とも言えないような出版サービスを提供している会社がいくつもあって、本当の古書はそれらの隅で小さくなっているという、奇妙な現状があります。

当り前の話ですが、そうやって買えば、間違いなく安いです。手元でプリントアウトしても同じことですが、少なくとも体裁としてスマートですし、資料として取り扱いが容易になることは否定できません。

しかし、「ほら、君の好きな紙の本だよ。画面で見るのが嫌なら、これでどうだい?」と言われても、にわかにうべない難いものがあります。「漱石を文庫で読むのと何の違いもないじゃないか。何が不満なんだい?」と言われると、グッと詰まりますが、何かそれとは一寸違うような気がします。

いや、私もそれを全否定するわけではなくて、実際に買うこともあります。資料としては確かにそれで十分なのです。ものすごく便利です。でも、読み物としては…

   ★

もっとも、この手のサービスもピンキリで、粗悪なものは確かに読み物として不適ですが、ファクシミリ印刷の専門業者に頼んだものならば、紙質も製本も上等、印刷も鮮明で、ルーペで拡大しない限り、本物と区別が付きません(これは提携図書館の本を、高解像度スキャンしているので、格段にきれいに仕上がるのだと思います)。まあ、そこまでいけば読書用としても十分ですが、高いは高いですね。

そう、下世話な話ですが、結局、値段が問題なのです。
ここで踏ん張ってオリジナルを買うか、「読めりゃいい」と割り切ってリプリントを買うか。オリジナルをあきらめれば、リプリントが10冊、いやもっと買えるぞ…という場面で、“愛書家未満”の普通の古書好きは、どうふるまうべきか?
オリジナルの本にしても、1880年代あたりのものだと、その前後にくらべて極端に劣化しやすい紙を使っているので、無理して買っても遠からず崩壊する恐れがあります。それならむしろ中性紙のリプリントの方が、保存には向くわけで…とかなんとか、いろいろ頭を使わねばなりません。

選択肢が増えたことは喜ばしいのですが、何だか妙にややこしくなったのは確かです。

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海外の古書店からメールで配信されているカタログを見て、ハーシェル関連の冊子に即注文を入れましたが、負けた!タッチの差で負けた!意気消沈。
紙の本もまだまだ人気があるようです。嬉しいような、悲しいような、いやいや実に頼もしいことです。

ペーパー・アストロラーベ2010年11月26日 22時10分06秒

名古屋の東急ハンズの話のつづき。

今日、理系グッズを集めたコーナー「地球研究室」を覗いてきました。
予想された通り、怪しく淀んだ空気は微塵もなく、明るくクリーンな空間に、商品がキレイにディスプレイされていました。個人的には怪しさ志向が強いので、ああいう場所に行くと、直射日光にさらされた土壌動物のようにうろたえますが、あれはハンズ本来のカラーでしょうし、「サイエンス」のイメージに沿ったものでもあるのでしょう。
まあ、個人的感想はともかく、売り場は非常に多くの人でにぎわっており、商品の売れ行きも好調のようでした。

ハンズは全国からいろいろなルートで商品を仕入れており、理系雑貨についても、銀河通信社の小林健二さんとか、遊星商会さんとか、先日も触れたCafeSAYAのSAYAさんとか、その筋では名のある人たちが関わっているようです。

今日「地球研究室」で新たに目にしたのは、東京・吉祥寺で輸入雑貨を扱っているジョヴァンニさん(http://www.giovanni.jp/index.htm)の商品です。その一角には、アストロラーベやそれに類する器械をかたどったグリーティングカードもありました(売り場では確か「日時計カード」という名称になっていました)。


(↑裏面=メッセージ欄)

以下、この中世趣味にあふれた、洒落たカードの細部を見てみます。

(この項つづく)