夜のフヴェン島2014年11月04日 07時02分59秒



ティコ・ブラーエ(1546-1601)の観測拠点があった、デンマークのフヴェン島(現・スウェーデン領)の古地図の額に、電球が反射していたという、ただそれだけの写真。

なぜ、わざわざカメラを構えて、ブレた写真を撮ったかといえば、島に灯りがともって、一瞬そこに生気が甦ったように感じられたこと、そして、写り込んだ2個の電球が、この島にあった彼の2つの観測施設、ウラニボルグ(天空の城)シュテルンボルグ(星の城)を思い起こさせたことによります。


地図の片隅に描かれた、ウラニボルグの威容。


グーグルマップで上空から見たら、今もその跡地がくっきり残っていて、ちょっと嬉しい気がしました。(私はもっと広壮な城館を思い浮かべていたんですが、周囲の家屋と比べると、意外にささやかな印象も受けます。それでも物差しを当てると、一辺が125mぐらいありますから、それなりに大きいです。周囲の家もみな大きいのでしょう。
→◆訂正:目盛りを読み違えてました。再度測ったら、83mぐらいでした。)

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ティコ・ブラーエの命日は10月24日なので、若干記事にするタイミングが遅かったですが、誕生日の方は来月の14日にやってきます。


【付記】 北欧の地名は表記が難しくて、ウィキペディアだと「ウラニボルグとシュテルンボルグ」は「ウラニボリとステルネボリ」と書かれています。ここでは耳になじんだ書き方をしました。なお、「フヴェン(Hven)島」は、現在は「ヴェン(Ven)島 」と読み書きするそうです。