東京サイエンス ― 2006年12月23日 11時27分13秒
昨日の「岩石鉱物標本100種」の蓋アップ。
この素敵な宝箱は、東京サイエンス社(http://www.tokyo-science.co.jp/)の商品です。
「東京サイエンス」の名には、ちょっと甘く懐かしい響きがあります。
ホームページを見ると、同社は1974年の創業だそうで、私がちょうど現役の理科少年だった頃です。
ここより老舗の鉱石商は、他にもたくさんあると思いますが、化石や鉱石が個人向けの商品として普及する上で、同社が果たした功績は、はなはだ大きかったと思います。
我が家の化石の抽斗にも、灰色プラケースに入った同社の品がいっぱい眠っています。一時は、化石や鉱石は同社の専売かと思ったほどで、「何て素敵な商売なんだろう。自分もこんな仕事がしてみたい…」と夢想したこともあります。
昆虫界には、たとえば志賀卯助 『日本一の昆虫屋―志賀昆虫普及社と歩んで百一歳』 (文春文庫PLUS)のような、業界史を語る本がありますが、鉱石屋の世界にも、そんな本はあるのでしょうか。あるならばぜひ読んでみたいと思います。きっと、珍談奇談あり、脱俗の変人がいるかと思えば、欲得ずくの話もあり、という世界だろうと想像しています。
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