パリ天文台2007年01月30日 21時11分55秒


昨日のヤングの本をぱらぱら見ていたら、先日掲載した(http://mononoke.asablo.jp/blog/2006/10/30/579884)パリ天文台の内部の図が出ていました。これを見ると、絵葉書でははっきりしなかった、架台部の構造もよく分かります。

版画だと、受ける印象も変わりますね。黒々とした図様、細密な線刻、人物のコスチューム、どれをとっても19世紀の味わいです。これもまた世紀末パリの一風景。

以下、本文の説明。

 「現在、国際共同研究計画が進行中である。その目的は
 14等星までの全恒星を含む写真星図を作ることである。
 この作業のために、向こう6年ないし7年間、さまざまな国
 にある1ダースほどの機材が動員されることになろう。

 (…中略…)

 図71に描かれているのは、写真撮影用望遠鏡である
 (口径14インチ、焦点距離11フィート。パリ天文台)。細部
 に多少の違いはあれ、この星図作りに参加する望遠鏡は、
 皆ほぼこれと同一のものである。」 (前掲書、246頁)

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