戦国乱世を生きる2016年02月26日 20時51分20秒

大河ドラマ「真田丸」では、草刈正雄演じる真田昌幸が、毎回のように「大ばくちの始まりじゃあ!」と口走って人気のようです。口にこそ出さぬものの、昨夜は私もそんな気分でした。

ネットオークションを、古来もののふは「網競り(あみせり)」と称し、単なる物の売り買いの場たるにとどまらず、兵法を学び、胆力を練る場として、大いに重視したと聞き及びます。そこには、抜け駆けもあれば、思わぬ怪我の功名もあり。勇なる者は風のように駒を進め、攻めかかれば炎のごとくして、更には山のように不動の気構えを示すものです。

   ★

「ふむ、なるほど。オークションで競り勝って嬉しかったんだね。」

そうです。そうなのです。
まあ、他人がオークションで勝とうが負けようが、どうでもいいと思われるでしょうが、当人にとってはこれが死活問題でして、昨夜はまさに死中に活を得たと、こういうわけです。

とにかく昨日は夜更かしをして眠いので、今日はゆっくり寝ます。


コメント

_ S.U ― 2016年02月27日 10時16分37秒

>大ばくちの始まりじゃあ!
 昔の武士は、大ばくちが多かったのでしょうかねぇ。
 真田父兄弟ものちには、関ヶ原で東西に別れてどちらかは残るようにしましたね。これはばくちと言うより二股です。とにかく家を確実に残すことが最優先だったのでしょう。その点は、むしろ武田家や豊臣家よりも堅実だったことになります。

 江戸時代になると、私の好きな木枯らし紋次郎は、文字通りの博徒の渡世人ですが、無駄なば賭博は一切しませんし、「そんなことをしていたら命がいくつあっても足りやせん」といって人の助っ人等もことごとく断っていました(もちろん架空の人物ですが、ヤクザ相手の助っ人をしていると命がいくつあっても足りないのは事実でしょう)。

 では、プロのばくち打ちは、堅い勝負だけをしているかというとそうでもないらしく、名相場師というのはデイトレードなどには興味はなく、何年に一度のここぞと言うときにいっせいに売り買いをいれるのだそうです。そうすると、何年間の損も一気にふっとぶそうで、なかなか奥が深いです。

_ 玉青 ― 2016年02月27日 13時28分44秒

私の場合、つまらない「小ばくち」が多く、いつもピーピー言ってますが、一昨日はかなり気合が入りました。何せ10年以上探していたものでしたから、大ばくちに勝って、心底嬉しかったです。…と書いていると、またいろいろ驕慢な心が芽生えますから、この辺にしておきましょう。(^J^)

_ S.U ― 2016年02月27日 19時57分05秒

>つまらない「小ばくち」
 まあ株とか競馬とか、細かな情報や情勢の流れを見るようなばくちは、「小ばくち」でもプロは堅実に儲けを積み上げることができるそうですから、古玩趣味の方はこちらでもつまらないということはないと思います。

 本当につまらないのは、私のように絶対的な金額が安ければ何でも買い、高ければ手を出さない、というタイプで、こういうのは役に立たない物ばかりに小金を費やすことになります。

_ 玉青 ― 2016年02月28日 09時33分54秒

いやあ身につまされます。
S.Uさんの実態は知らず、書かれたことはまさに私にも当てはまることで、後から反省することしきりです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック