カモメと南十字 ― 2016年03月09日 19時00分12秒
アルゼンチンの続きで、1枚の切手を載せます。
碧く澄んだ空。カモメ。南十字。
北十字が白鳥なら、南十字はカモメ…というわけでもないでしょうが、とてもスッキリとした好いデザインです。
北十字が白鳥なら、南十字はカモメ…というわけでもないでしょうが、とてもスッキリとした好いデザインです。
この愛らしい小芸術は、1966年発行の「アルゼンチン海軍航空学校・創立50周年記念切手」。ちょうど50年前が50周年ですから、同校は今年で100周年を迎えることになります。1916年2月11日がその創立記念日で、場所はやっぱりラプラタだとか(https://en.wikipedia.org/wiki/Argentine_Naval_Aviation)。
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カモメと飛行機乗りというと、年配の人は「どこで死ぬやら果てるやら…」という「ダンチョネ節」の一節を思い出したり、「私はカモメ」のテレシコワさんを連想したりするかもしれません。そこには、自由に空を翔けながらも、何となく寄る辺ない感じが漂っています。
以前、群れ飛ぶカモメに深い寂寥感を感じたのも、やっぱりアルゼンチンの光景でした。
(画像再掲)
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昨日はドミンゴ・サルミエント大統領を大いに持ち上げましたが、アルゼンチンの政情は一貫して不安定で、国の歩みは苦難続きでした。
空をゆくカモメ、天をめぐる星を見上げて、深く吐息を漏らしたアルゼンチンの人も、きっと多かったのではないでしょうか。
空をゆくカモメ、天をめぐる星を見上げて、深く吐息を漏らしたアルゼンチンの人も、きっと多かったのではないでしょうか。
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