昨日の話題から「そういえば…」と思い出したカードがあります。
「The Astronomers(天文家たち)」と題した絵葉書。
1910年代のクロモ刷りで、印刷はオランダ、販売はイギリスで行われたものです。
「あら、金星が見えるわ」
「あたしの方は木星が見えるわ」
「おいらにゃ火星が見えるよ」
ご覧のとおり他愛ない絵柄ですが、このオチは少しく難解です。
この不埒な男は、いったい何ゆえ火星を持ち出したのか?
1910年代の火星イメージはいくぶん多義的なので、いっそう不可解です。
それとも、こういうのは、あまり真面目に考えてはいけないんでしょうか。
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