黒い星図…ゴールドバッハ『最新星図帳』(2) ― 2014年11月12日 07時03分17秒
まずは本の顔である、表紙から眺めます。
こちらもドッペルマイヤーと同じく、背と角を革装にした体裁です。
ただし、こちらは地紙がマーブル紙ではなく、クロス(布)。
ただし、こちらは地紙がマーブル紙ではなく、クロス(布)。
―といっても、これはそう見えるだけで、復刻版はキャメル色の革風紙と、青碧のクロス風の紙でそれを再現しています。クロス風の紙は、これまたオリジナルを写真撮影してプリントしたものですが、現物をルーペ片手に精査するのでない限り、これを画像で見ている方にとっては、もはや何が実で、何が虚かお分かりにならないでしょう。
また、すべて印刷で済ませているわけではなく、中央の標題を記したラベルは、別に刷ったもの貼り付けてあります。こういうところが非常に凝っています。
天と花布の表情。
そしてタイトルページ。
(次回、星図とその細部を見ます。この項つづく)
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