作られた驚異の部屋 ― 2012年01月18日 21時28分02秒
今日は定時に職場を出ました。
すると、まだ空がほんのりと明るいのに気付きました。
一陽来復。
暦で確認すると、わが町では12月の1か月で、10分間日の入りが遅くなるだけですが、1月に入るとぐんぐん日脚が伸びて、1か月で30分(毎日1分ずつ)も日没が遅くなるそうです。
すると、まだ空がほんのりと明るいのに気付きました。
一陽来復。
暦で確認すると、わが町では12月の1か月で、10分間日の入りが遅くなるだけですが、1月に入るとぐんぐん日脚が伸びて、1か月で30分(毎日1分ずつ)も日没が遅くなるそうです。
★
さて、両国では力士の熱戦が続いていますが、「天文古玩」は相変わらず人のふんどしです。
↓は驚異の部屋をテーマにしたインスタレーションの連作に取り組んでいる、フランスのカミーユ・ランベルサード氏のブログ。
その作品の基調を成すのは、ドラゴンとキメラ、海の怪物などをテーマとした「空想博物学」の世界であり、そこにスチームパンク的味付けを施し、また(そのようなものであれば当然のことながら)、ヴェルヌへのオマージュともなっているように見受けられます。
見ていくうちに、「あ、これは…」と既視感を覚える写真に出会いました。
それも道理で、その作品の一部は、以前machidoriさんの記事で拝見したことがあったのでした(その時には、写っている部屋そのものがアート作品であるとは思いませんでした)。
こういう驚異の部屋のパスティーシュを、どこまで真面目に受け取っていいのか迷いますが、しかしこれはある意味、驚異の部屋の「エッセンス」を意図的に強調して提示したものだとも言え、驚異の部屋の魅力とは一体何なのか、それを考える有力な手掛かりとなりそうです(考えているだけで、まだ答はありません)。
コメント
_ Macrowavecat ― 2012年01月18日 23時03分33秒
_ 玉青 ― 2012年01月19日 23時11分48秒
人のふんどしながら、Macrowavecatさんのヴンダー化のご参考になれば光栄です。
やはりこういうものは、いろいろ見ることで学ぶことは多いですね。
そもそもヴンダーカンマー自体「見る喜び」に裏打ちされているので、それを傍から見るのもまた実に楽しいものです。
やはりこういうものは、いろいろ見ることで学ぶことは多いですね。
そもそもヴンダーカンマー自体「見る喜び」に裏打ちされているので、それを傍から見るのもまた実に楽しいものです。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
ここ、私の理想にかなり近いです。良いですねぇ。
参考になります。