愛しのツィオルコフスキー(3)2014年08月28日 06時40分45秒



1964年発行のマッチラベル。ツィオルコフスキーをテーマにしたシリーズもの。
旧ソ連時代は、マッチラベルがプロパガンダのメディアとなり、無数のシリーズが作られました。西側世界のチョコカードやシガレットカードと同様、今やそのコレクターも多いようです。




ツィオルコフスキーには、偉大なロケット工学の父…という顔のほかに、その飾らないキャラ自体が敬愛された部分があります。



自転車にまたがり、子供たちを教え諭す優しい老先生…のイメージ。


手にした漏斗(ロート)のようなものは、ツィオルコフスキーのイコンに欠かせないもので、一種の補聴器です。彼は子供の頃の病気によって、聴力に障害が残りましたが、まったく聞こえなくなったわけではなく、こういう補助具があれば人の話を聞き取ることができたようです。


髭の立派な人がなんとなくうらやましい。

(この項つづく)

コメント

_ S.U ― 2014年08月29日 06時39分48秒

うーん、いつみてもツィオルコフスキーの晩年の肖像写真はすごい迫力ですね。
ジョン・ハーシェルと双璧じゃないでしょうか。

_ 玉青 ― 2014年08月30日 19時57分57秒

ツィオルコフスキーは実物もすごかったですよ!威厳がありました。

ときに業務連絡ですが、本日SPECULUMが届きました。ありがとうございました。これからしっかり読ませていただきますが、チラ見の感想として、以前話題になったフェルメールの絵も登場して、おやと思いましたが、あの図の謎についてはさっぱりでしたね。ちょっと肩すかしです。

_ S.U ― 2014年08月31日 08時42分04秒

>ツィオルコフスキーは実物
 おぉ、中央線にいらっしゃいましたか。ジーンズ姿とすると、信州まで足をのばして臼田を訪問するかあるいは沿線で宇宙基地候補地の調査をするのだったかもしれませんね。

>以前話題になったフェルメールの絵
 業務連絡ありがとうございます。
http://mononoke.asablo.jp/blog/2012/11/16/6635438
のことですね。ここまで掘り下げられるのは玉青さんのほかにはそうそういらっしゃらないでしょう。
 でも、ゴッホの北斗七星の絵やホロックスの金星の太陽面経過観測の絵の成立背景はよく調べてられると思います。

_ 玉青 ― 2014年09月01日 01時10分34秒

そろそろだな…と思ったら、案の定、突沸してしまったので、Speculumに取り掛かるのは一寸先になりそうです。
それよりも何よりも、「天界」の最新号を拝見し、これは!!と思いましたが、これまたお楽しみは後からゆっくりと…

_ S.U ― 2014年09月01日 07時41分58秒

拙著のご発見ありがとうございます。連続ものなのでぼちぼちにお願いします。

 より読みやすいものとして、同好会誌の最新号も発行しましたので、これまた、突沸の波のあいまにも、上記リンクをご笑覧いただければと存じます。

_ 玉青 ― 2014年09月02日 07時38分51秒

おお、熊さん、八っつぁん、出ましたね。
こちらもじっくり味読させていただきます。
それにしても、あの長屋もますます開けてきましたね。

_ S.U ― 2014年09月07日 06時07分54秒

ところで、中央線のツィオルコフスキー先生の正体は何なのでしょうか。

 幻影、幽霊、親類、他人の空似、コスプレなどがありそうで、結局どれでもナゾのままでよいとは思いますが、できれば、玉青さんの推測をお聞かせ下さい。

_ 玉青 ― 2014年09月07日 12時37分15秒

私はてっきり、あれはツィオルコフスキー本人だと思ったのですが、その後「単にツィオルコフスキーに似た人ではないか」という指摘があり、まったく虚を突かれる思いでした。何事も思い込みって怖いですね。

そこで改めてツィオルコフスキー問題についてじっくり考究し、1つの真理に到達しました。
それは「額の適度に後退した人が髭を蓄え、丸眼鏡をかけると、誰もがツィオルコフスキーに似てくる」という一大真理です。

私の残りの人生は、この真理を世に知らしめるために捧げたいと思います。

_ S.U ― 2014年09月07日 15時21分26秒

>誰もがツィオルコフスキーに似てくる
ということは、他人の空似、あるいは「擬似コスプレ」(本人がツィオルコフスキーというキャラクターを意識していた場合)とおっしゃるわけですね。これは意外です。
 私の知る限りツィオルコフスキーほどの強烈な威厳と迫力のある容貌のひとはそうそういません。それをこ「『誰もがツィオルコフスキーに似てくる』という一大真理」とおっしゃるとは、たまげて口がきけなくなりました。

 それでもまあ、優れた役者が特徴を捉えて迫真の演技をするように、そういうこともあるのかもしれません。 高円寺方面に参りましたときは気をつけてみたいと思います。それでもまだにわかには信じられません。本人の親戚または子孫ということはないのでしょうか。

_ 玉青 ― 2014年09月08日 07時24分23秒

私も最初すこぶる奇異に思いましたが、事実はどうもそのようです。
茶筅まげのかつらに八の字髭を付けると誰でも信長に見えるなど、類似の現象の報告例もあります。
ここは一つ実験屋の面目にかけて、S.Uさん自ら検証実験に臨まれることをお勧めしたく(笑)。

_ Ha ― 2014年09月11日 20時44分14秒

おおっ! 中央線でツィオルコフスキーに会われたんですね。^^

彼は私の友人で、いまは信州に住んでいて天文学者をやっています。
たまに国立天文台に出入りしているようですので、たぶんそのときも、
天文台に行くために中央線で三鷹か武蔵境まで行ったのでしょう。

「誰もがツィオルコフスキーに似てくる」というご高説は尤もなこと
ではありますが、普通の人はそこまで長く髭を伸ばしませんので、そ
のような風貌の人が中央線に乗っていたとしたら、それは彼に間違い
ないと思います。S.Uさんのおっしゃるのが道理だと思います。

彼の近影をお見せしたいところですが、さすがに勝手にネットで公開
するわけにもいかず、さて、どうしたものか…。^^;

_ 玉青 ― 2014年09月12日 07時02分38秒

(※二重投稿のようでしたので、最初に頂戴したコメントは非表示にさせていただきました。)

ええええ!まさか人をかつぐんじゃないでしょうね?
私もこれまでずいぶん人をかついできたので、この辺で意趣返しがあるのではないかと恐れています。(笑)
でも、本当にHaさんのお知り合いだったらスゴイことですね。ぜひ8月29日の午後はどこで何をされていたか、お聞きになってみてください。

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